「人はミスを犯すもの」。こんな前提に立ったJR西日本安全研究所の研究成果が注目を集めている。研究所は平成17年の福知山線脱線事故を機に3年前、立ち上げられた。信号機の点呼確認はすべて必要か、上司が部下をほめる効果はあるのか。成果は、従来の「事故は気合で防ぐもの」という鉄道界の体質を変え、自衛隊や病院、航空会社など畑違いの分野でも職員教育に取り入れられている。(森本充) ■どこでも起きうる 福知山線脱線事故後、JR西は、ヒューマンエラー(人為的ミス)への取り組み不足の反省から研究所を設立し、体質改善に取り組んだ。 運転や保線、事務など各部門から約25人を選び、「何がわが社に欠けているのか」探った。半年で冊子「事例でわかるヒューマンファクター」を発行した。 疲れるとどうなるか▽なぜマニュアルはあるのか▽多人数の中だと手を抜いていないか−。冊子は32のテーマを設定し、事例と解説、対策を紹
人が触れたときにひんやりと感じることで、暑さによる寝苦しさを解消するというマット類が売られている。「冷却ジェルが体温を奪い、熱帯夜でも朝まで涼しく眠れます」「冷房を使用せずに安眠が得られる」といったうたい文句で、テレビショッピングやインターネット通販だけでなくホームセンターやスーパーなどの店頭でも見られるようになった。 PIO-NET(全国消費生活情報ネットワーク・システム)には、2004年度以降の5年間で冷却効果やヒンヤリ感をうたったマット類の相談事例が142件注)寄せられており、2006年度までは8件あったが、2007年度は40件、2008年度には93件と増加している。なかでも、冷却材として水分を含むジェルを封入したマットやパッド(以下、「ジェル入りマット」という)が多く見受けられる。内容は、「最初は冷たいが、後から暑くなってくる」など効果が長続きしないというものが多い。 そこで、ジェ
金属の一種「ゲルマニウム」の作用によって、何らかの健康効果があるという科学的根拠はない、という見方を国民生活センターが打ち出した。「こりの緩和」や「血行の改善」を促すという触れ込みで、ゲルマニウムを使った健康商品は多い。販売中止や返品を検討するところも現れ、関連業界は衝撃を受けている。 アクセサリー以外も効果は期待できない? ゲルマニウムのブレスレットやネックレスといったアクセサリーについて、消費者から「効果がない」「効果があるか疑問」といった相談が2004 年度からの5 年間で2309 件、国民生活センターに寄せられた。 同センター商品調査部が1万5000 円未満のゲルマニウムブレスレット12 銘柄をテストし、09年6月25日に結果を発表した。ゲルマニウムの含有率が0.1%以下の微量のものがほとんどで、まったく含まれていないものもあった。 また、対象商品の製造販売業者とインターネット通信
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