こんにちは。 伝統は守ることだけに意義があるか? 今を遡ること20年以上前。六大学水泳大会に選手として参加した時のことです。 開会の挨拶に立たれた他学の先生が「伝統とは、守ることだけに意味があるのかもしれない」という主旨のお話をされました。 当時の僕は「そんなもんかな」と思うとともに、自分たちが背負った水泳部100年以上の伝統は守っていこうと思ったものでした。 一方で、先日京都吉兆の総料理長の徳岡さんが参加されたパネルディスカッションを拝聴する機会があったのですが、出汁の取り方などのレベルでさえ、常に革新を追求されている姿勢が明確にありとても印象的でした。 この瞬間、自分の中で伝統とはどういうものか説明ができなくなっているのに気がつきました。 日本の組織の非効率の原因 講演で最近よく、日本の「働き方改革」の本質は「ホワイトカラーの生産性の向上」であるということを申し上げます。 では日本にお