鳥取市の鳥取砂丘で1~3歳とみられるツキノワグマの足跡が見つかったことが9日、分かった。市が明らかにした。市の担当者は「把握している限り、砂丘でクマの足跡が発見されるのは初めて」としており、周辺のパトロールを強化するとしている。 市によると、午前11時ごろ、観光客から「8日午後、大きな動物のものとみられる足跡を見つけた」と市に通報があった。県が調べたところ、ツキノワグマのものと判明。砂丘の中心部から外れた林との境目付近から、海の方へ向かって約50~60メートル続いていた。付近の山から下りてきたとみられる。 市は付近の学校などに注意を呼び掛けている。