東京大学合格を目指す落ちこぼれ高校生の奮闘ぶりを描いた大人気漫画「ドラゴン桜」。その担当編集者として知られ、現在はクリエーターのマネジメント会社コルク(東京・渋谷)を経営する佐渡島庸平社長(38)は、灘高校(兵庫県神戸市)の出身。「ドラゴン桜」は、漫画の中に出てくるリアルな勉強法や受験テクニックが話題となったが、その多くは佐渡島氏自身の受験勉強法をヒントにしたものだった。 中学受験に失敗した。 小学6年の時に商社マンの父が南アフリカに転勤。中学受験を控えていた私は、しばらく日本に残って神戸市に住む同い年のいとこの家に居候しながら、予定通り中学受験することにしました。 しかし、受験した甲陽学院中学と東京の麻布中学は、いずれも不合格に。家族を追って南アに渡り、ヨハネスブルク市内の日本人学校に入学しました。 高校は日本の高校に通うつもりでしたから、受験に困らないよう、Z会の通信教育を受けようと考