横綱土俵入り(よこづなどひょういり)は、大相撲の最高位である横綱が本場所の幕内取組前や巡業先などで行う土俵入りである。片屋入り(かたやいり)とも呼ばれる[注釈 1]。 朝青龍明徳の横綱土俵入り(左が太刀持ち、右が露払い) 幕内土俵入り(大関以下)が東西両方で終わった後に呼出が土俵を掃き清める。立呼出および立行司に先導され、純白の綱を腰に締めた横綱が、露払い(つゆはらい)と太刀持ち(たちもち)を従えて入場する。 土俵下で左から順に太刀持ち、横綱、露払いの順に並んで同時に土俵に上がり[注釈 2]、横綱は柏手を打つ。横綱が土俵中央に進み出て、正面を向いて再び柏手を打ち、右足→右足→左足の順に四股を踏む。この時観客から「よいしょ!」と掛け声が飛ぶ。土俵の上り口で再び柏手を打ち、全員一礼の後退場する。 以上一連の動作をその日出場している横綱全員が順番に行い、場内は中入りに入る。 露払いと太刀持ち 関