サンフランシスコのスタートアップ Gumroad が、デジタル商品の販売プラットフォームをローンチしたのは、2012年2月のことだ。Gumroad を使えば、ミュージシャン、作家、ソフトウェア開発者、漫画家など、あらゆるクリエイターが商品をネット上で簡単に販売できる。 同社の成長戦略を司る Ryan Delk から、Gumroad がローンチ直後から、日本のクリエイターの間で人気を得るようになったと聞き驚いた。「なるべくして、そうなった」と Ryan は語る。 同社は日本のユーザによりよいサービスを提供すべく、商品を販売するユーザに対して、全銀システム経由で支払ができるしくみを開発中だ。Ryan によれば、これは同社にとって初の海外対応だ。全銀は日本の銀行が送金に用いるプロトコルで、Gumroad が全銀に対応することで、販売ユーザはPayPalなどを経由せず、直接、自分の銀行に売上を送金