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2016年3月19日のブックマーク (7件)

  • シャラン・ムカンド, ダニ・ロドリック 『リベラル民主主義の政治経済学』 (2015年9月29日)

    Sharun Mukand, Dani Rodrik, “The political economy of liberal democracy” (VOX,  29 September 2015) 世界に存在する民主主義国の数は確かに非民主主義国のそれより多いのだが、こういった民主主義国にしても、単なる選挙競争以上の意味をもっているものは極めて僅かに留まる。稿では、こういった選挙民主主義と、リベラル民主主義 – すなわち政治的権利と財産権に加えて市民的権利の保障も行う民主主義の謂いである – の間の対照点に光をあてる。リベラル民主主義は、稀な存在である。というのも、マイノリティの権利保障が蔑ろにされるのは民主主義勃興の顛末としてありふれたものだからだ。リベラル民主主義は特に発展途上国では稀有な出来事といえるが、こういった地域においては脱植民地化やアイデンティティ亀裂が社会運動の引き金とな

    シャラン・ムカンド, ダニ・ロドリック 『リベラル民主主義の政治経済学』 (2015年9月29日)
  • 円高による競争力阻害は解消、生産性回復が急務=ジョルゲンソン教授

    3月18日、米ハーバード大のデール・ジョルゲンソン教授(写真)は都内でロイターの取材に応じ、25年間にわたり日企業の競争力阻害要因だった円高は終わっており、低下した生産性の回復が急務だと主張した。2014年5月撮影(2016年 ロイター/Toru Hanai) [東京 18日 ロイター] - 17日に首相官邸で開かれた国際経済金融分析会合に出席した米ハーバード大のデール・ジョルゲンソン教授は18日、都内でロイターの取材に応じ、25年間にわたり日企業の競争力阻害要因だった円高は終わっており、低下した生産性の回復が急務だと主張した。

    円高による競争力阻害は解消、生産性回復が急務=ジョルゲンソン教授
  • 金融危機予測の米教授「消費増税すぐに中止を」 : 経済 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

    ノリエル・ルービニ米ニューヨーク大教授は18日、日外国特派員協会で講演し、政府が2017年4月に予定する消費税率の引き上げについて、「すぐに中止を発表すべきだ」と述べた。 家計の負担が増えて消費が伸びず、景気を下押しすることに懸念を示した。 ルービニ氏は、08年の金融危機を予測したエコノミストとして知られる。日経済について、「設備投資は堅調だが、消費が弱い」と指摘。「景気の先行きを見てから増税の判断をすべきだという見方もあるが、すぐに決めるべきだ」と述べた。日銀行の金融政策については、「追加緩和の余地はある。春にも踏み切る可能性がある」とした。

    金融危機予測の米教授「消費増税すぐに中止を」 : 経済 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
  • 民・維 保育士給与5万円増の独自法案提出へ NHKニュース

    民主党と維新の党の政策責任者が会談し、待機児童を解消するには、保育士などの処遇を改善する必要があるとして、給与を月額5万円引き上げるための独自の法案を、今の国会に提出する方針を確認しました。 そして、保育士の給与が低い水準となっていることで人手不足が生じ、待機児童の大きな原因になっているとして、保育士や幼稚園教諭の処遇を改善するため、給与を月額で5万円引き上げるための独自の法案を、今の国会に提出する方針を確認しました。また、必要な財源については、公共事業費を削減することなどで捻出したいとしています。 民主党の細野政策調査会長は記者会見で、「政府の対応が鈍いので、議論を引っぱっていきたい」と述べました。

  • 日銀の金融政策の真の課題とは何か | 片岡剛士コラム | 片岡剛士のページ | レポート・コラム | シンクタンクレポート | 三菱UFJリサーチ&コンサルティング

    経済・社会政策部 片岡剛士 3月14日、15日の日銀金融政策決定会合で日銀は現状維持を決定した。筆者が注目したのは、決定会合後の記者会見で黒田総裁が予想インフレ率について「このところ弱含んでいる」と指摘したことだ。 日銀が行っている「マイナス金利付き量的・質的金融緩和策」は、2%のインフレ目標を早期に達成するという意思を明確なコミットメント(約束)として示した上で、そのコミットメントを裏打ちするために「量」・「質」・「金利」の三つの側面を通じ大規模な金融緩和策に踏み込むことで、予想物価上昇率を上昇させること、長期金利の上昇を抑制することが目的である。 予想インフレ率、長期名目金利、予想実質長期金利との間には次のような関係が成立している。 予想実質長期金利  = 長期名目金利 - 予想インフレ率 予想インフレ率が上昇し、長期金利の上昇を抑制すれば、上の式に基づいて長期金利から予想物価上昇率を

  • 松尾匡のページ:今年三冊目は『これからのマルクス経済学入門』

    松尾匡のページ16年3月14日 今年三冊目は『これからのマルクス経済学入門』 日、今年三冊目の出版、『これからのマルクス経済学入門』が筑摩書房から出ます。今度は、同僚の橋貴彦准教授との共著です。 もともとは、「社会経済学初級α」というマルクス経済学の入門講義を二人でクラス分けして担当しているので、その教科書を出そうという企画でした。ところが、序文が長くなっていくのと、私が他の出版企画や組合の役員やその他諸々抱えてもたもたするのとで、とても一つの教科書体系まるまるを期限内ににする余裕はなくなってしまいました。 そこで、私が書く予定だった序文部分を膨らませ、文の橋准教授が書く予定の実証部分を一章に縮めて、なんとか一冊のに仕上げました。 もともと教科書の序文に予定していた内容ですから、これからの時代にマルクス経済学を学ぶ意義がどこにあるのか、主流派経済学のカバーできていない固有の領域

    松尾匡のページ:今年三冊目は『これからのマルクス経済学入門』
  • 私たちのDNAの大部分は、「ウイルス」で出来ていた!(中屋敷 均)

    新型インフルエンザやエイズなど、人類を脅かす感染症を伝播する存在として、忌み嫌われるウイルスだが、自然界には宿主に無害なウイルスも多い。 最新のゲノム解析から、生物ゲノムには、驚くほどたくさんのウイルス(およびその関連因子)が存在しており、それらが生物進化に重大な貢献をしてきたことが明らかになりつつある。ヒトゲノムも、その約半分はウイルスとウイルスもどきの遺伝子配列が占めているという。 つまりヒトを含む生物のゲノムは、ウイルスのような寄生者と合体して出来上がっているとも言えるのだ。この驚愕の事実を、植物や菌類のウイルスがご専門の中屋敷均さん(神戸大学大学院農学研究科教授)にインタビューした。 Q.ウイルスというとニュース等でよく聞くのは、エボラ出血熱とか、ジカ熱とか、あるいはコンピューターウイルスもそうですが、何か得体が知れなくて怖いものというイメージが強いです。そんなウイルスの中には、生

    私たちのDNAの大部分は、「ウイルス」で出来ていた!(中屋敷 均)