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2018年1月31日のブックマーク (11件)

  • ジョセフ・ヒース「『批判的』研究の問題」(2018年1月26日)

    [Joseph Heath, “The problem with “critical” studies,” In Due Course, January 26, 2018] 学部生だった頃,こんな風に思っていた――《「客観的」「価値自由」なやり方で社会現象を研究する実証主義が社会科学で蔓延しているのは世界の災厄だ.そんなものは幻想だ,というか有害な幻想だ.だって,客観性をよそおいつつ,その裏には隠れた目標があるんだから.つまり,支配しようという利害関心をもってるんだ.人々を主体ではなく研究の対象として扱うなんて政治的に中立じゃない,だってそうやってうみだされる知識ってのは,どういうわけかうまいぐあいに,まさに人々を操作し管理するために必要とされるたぐいの知識になってるもの.つまり,「客観的な」社会科学はちっとも価値自由なんかじゃない,むしろ抑圧の道具になってるじゃないか.》 これに替わる選

    ジョセフ・ヒース「『批判的』研究の問題」(2018年1月26日)
  • ビル・ミッチェル「赤字財政支出 101 – Part 1」(2009年2月21日)

    Bill Mitchell, “Deficit spending 101 – Part 1, Bill Mitchell – billy blog, February 21, 2009. Part2の邦訳、Part3の邦訳 財政赤字を心配するべきではない、とか、赤字は債務でファイナンスされているとは限らない(政府が実際に債務を増やし財政赤字になっているとしても)というのはどういうことか説明してほしいというメールがたくさん来る。そこでこれから数週間にわたってこのトリッキーな問題についていくつかのエントリを書こうと思う。まず、赤字がどのように発生するか、そしてそれが経済にどのような影響を与えるかを説明しよう。まずは、特に次のような考えから自由になろう。「政府が赤字支出をすると、自動的に借入れをする必要が生じ、金融市場(そこには限られた貸出枠しかない)に圧力がかかり、金利が上がって、来生産に向

    ビル・ミッチェル「赤字財政支出 101 – Part 1」(2009年2月21日)
  • マイルズ・キンボール 「自然状態における所有権」(2017年9月24日)

    ●Miles Kimball, “John Locke: Property in the State of Nature”(Confessions of a Supply-Side Liberal, September 24, 2017) 実は私は、「イーグルスカウト」〔日語版ウィキペディアでの説明はこちら〕の取得者の一人だったりする。母親に尻を叩かれて、仕方無しにボーイスカウトに入団したのだが、最終的には「イーグルスカウト」の称号を手にするまでになったわけだ。ボーイスカウトも最近になって、ホモフォビア(同性愛嫌悪)の姿勢を見直した(同性愛者の入団を認めるようになった)ようで、今後は堂々と「私はイーグルスカウトの取得者です」と宣言できようというものだ。 ボーイスカウトに所属すると、キャンプをしたり、ハイキングに出かけたりする機会が多くなるが、それは同時に、ジョン・ロックが言うところの「自

    マイルズ・キンボール 「自然状態における所有権」(2017年9月24日)
  • フリオ・J・アライアス, ニコラ・ラチェテラ, マリオ・マチス 「道徳的嫌悪感の解明をめざして: 合衆国腎臓移植市場のケース」(2016年10月15日)

    Julio J. Elias, Nicola Lacetera, Mario Macis, “Understanding moral repugnance: The case of the US market for kidney transplantation” (VOX, 15 October 2016) 臓器の販売をはじめ、ある種の 「忌まわしき取引 (repugnant transactions)」 は、そこから見込まれる相当の潜在的効率性向上効果にもかかわらず、道徳的見地から禁止されている。稿は、サーベイ準拠実験を活用し、合衆国の腎臓調達システムにおける道徳性-効率性トレードオフに対する世間の認識を解明しようという試みである。サーベイ回答者は効率性の上昇と引き換えにならばより強い嫌悪感 (repugnance) も容認することが明らかになった。こうした調査結果は、道徳・倫理上の

    フリオ・J・アライアス, ニコラ・ラチェテラ, マリオ・マチス 「道徳的嫌悪感の解明をめざして: 合衆国腎臓移植市場のケース」(2016年10月15日)
  • マイルズ・キンボール 「ジョン・ロックの所有権論 ~労働と所有権~」(2017年9月10日)

    ●Miles Kimball, “On John Locke’s Labor Theory of Property”(Confessions of a Supply-Side Liberal, September 10, 2017) ジョン・ロックの『統治二論』「第二編 市民政府について」(第5章 「所有権について」)の第27節では、所有権の帰属に関する興味深い原理が表明されている。 地上の自然も、この地に生きる下等なあらゆる被造物も、全人類の共有物だとしても、誰もが自分自身に対しては唯一の所有権の持ち主である。私の身体に対する所有権の持ち主は、私以外にはいない。さらには、私が身体を動かして行う「労働」の成果も、私の手が行う「働き」の成果も、同じく、私のものであると言ってよかろう。それゆえ、手付かずの天然の恵みの中から私が取り出した(取得した)ものは何であれ、私の所有物となる。というのも、

    マイルズ・キンボール 「ジョン・ロックの所有権論 ~労働と所有権~」(2017年9月10日)
  • 『「ガン食事療法本」が「がん患者」を殺す』記事に対するプレジデント社の抗議への回答(全文) | デイリー新潮

    「週刊新潮」の発売前日に速報が届く! メールマガジン登録 デイリー新潮とは? 広告掲載について お問い合わせ 著作権・リンクについて ご購入について 免責事項 プライバシーポリシー データポリシー 運営:株式会社新潮社 Copyright © SHINCHOSHA All Rights Reserved. すべての画像・データについて無断転用・無断転載を禁じます。 「週刊新潮」2017年8月31日号が掲載した『「ガン事療法」が「がん患者」を殺す』記事に対し、プレジデント社から抗議を受けました。下記は週刊新潮編集部による回答の全文です(一部個人名は伏せさせて頂きました)。該当記事文と経緯についてはこちらをご参照ください。 *** 速報「裏金、裏金と言われて、心痛んでいる」 萩生田光一氏が集会で語った“まるで被害者”な音 速報官邸襲撃テロ犯「創価学会員の彼女と破局してから……」 「思想

    『「ガン食事療法本」が「がん患者」を殺す』記事に対するプレジデント社の抗議への回答(全文) | デイリー新潮
  • 【動画】 空港で女性がクジャクを連れて一緒に搭乗しようとして止められる : 痛いニュース(ノ∀`)

    【動画】 空港で女性がクジャクを連れて一緒に搭乗しようとして止められる 1 名前:名無しさん@涙目です。(庭) [US]:2018/01/31(水) 16:31:58.24 ID:MIimKGJP0 1月29日、女性がペットのクジャクと一緒に飛行機の搭乗手続きをしようとしたところ制止された。 ニューアークのリバティー国際空港からユナイテッド航空に乗る予定だった女性はクジャクが搭乗口に並んでいるのを発見。この搭乗口まではクジャクは女性の頭の上に大人しく座って移動していた。その後、動物を乗せるために手続きを行うところを発見された。 30日、ユナイテッド航空はクジャクの登場を拒否。その理由として「一緒に登場できる条件を満たしていないため」と述べた。 続いて「空港に乗客が来る前に3回も説明したが、所有者は我々の言うことを聞いてくれなかった」と明かした。 彼女はクジャクの分まで余分にチケットを購入し

    【動画】 空港で女性がクジャクを連れて一緒に搭乗しようとして止められる : 痛いニュース(ノ∀`)
  • ビル・ミッチェル「MMTが論ずるのは『現実が何か』であって、『現実がどうあるべきか』ではない」(2017年4月20日)

    ビル・ミッチェル「MMTが論ずるのは『現実が何か』であって、『現実がどうあるべきか』ではない」(2017年4月20日) Bill Mitchell, MMT is what is, not what might be, Bill Mitchell-billy blog, April 20, 2017 これまで定番のように書いてきたことの一つに、「MMTで世界は変わる」症候群とでもいうべき、読者や第二世代MMTブロガーが犯しがちな誤りがある。 あるいは「世の中を良くするために、原則をMMTに変える必要がある」症候群とも言えるだろうか。 MMTがレジームチェンジを求めているという考えは間違いで、そういう考え方ではMMTの核の問題意識から乖離してしまうことになる。 このブログ記事では、そういった症候群やMMTの考えの発展の様々な側面を俎上に上げているが、この作業によって、MMTの核の(初期の)研

    ビル・ミッチェル「MMTが論ずるのは『現実が何か』であって、『現実がどうあるべきか』ではない」(2017年4月20日)
    woykiakes
    woykiakes 2018/01/31
    伝統宗教に噛み付く新興宗教の図
  • 野党「もりかけスパ」を争点化 知人の優遇疑惑を追及:朝日新聞デジタル

    30日の衆院予算委員会で、野党は、国の助成金詐欺事件で東京地検特捜部の捜査を受けたスーパーコンピューター開発会社に対する国の無利子融資の経緯を追及した。同社前社長と麻生太郎財務相らの関係も取り上げ、森友・加計学園問題とともに「もりかけスパ」と呼んで争点とする構えだ。 東京地検特捜部は「PEZY Computing」前社長、斉藤元章容疑者(50)が、経済産業省所管の国立研究開発法人「新エネルギー・産業技術総合開発機構」(NEDO)から助成金約6億5300万円をだまし取ったとして、詐欺罪で起訴した。同社など斉藤容疑者の会社には国の融資や助成などで総額100億円超の金が流れている。 このうち、文部科学省所管の国立研究開発法人「科学技術振興機構」(JST)が2016年度補正予算で、斉藤容疑者の関連会社「ExaScaler(エクサスケーラー)」に認めた60億円の融資を巡り、希望の党の今井雅人氏が質問

    野党「もりかけスパ」を争点化 知人の優遇疑惑を追及:朝日新聞デジタル
  • 浜矩子「安倍政権によるお国のための1億総動員の食指が本格的に伸びてきた」 | AERA dot. (アエラドット)

    浜矩子(はま・のりこ)/1952年東京都生まれ。一橋大学経済学部卒業。前職は三菱総合研究所主席研究員。1990年から98年まで同社初代英国駐在員事務所長としてロンドン勤務。現在は同志社大学大学院教授で、経済動向に関するコメンテイターとして内外メディアに執筆や出演この記事の写真をすべて見る 安倍政権による「1億総活躍推進」の真相は(※写真はイメージ) 経済学者で同志社大学大学院教授の浜矩子さんの「AERA」巻頭エッセイ「eyes」をお届けします。時事問題に、経済学的視点で切り込みます。 *  *  * 1月22日、今年もまた、通常国会の開幕に対応して総理大臣の施政方針演説が行われた。安倍晋三氏にとって第2次政権発足後、これが6回目の施政方針演説だ。昨年のものと比べて、五つの点が目を引く。 第1に、構成が変わった。第2に「国創り」が降格した。第3に、財政健全化が復活した。第4に、地方創生が昇格

    浜矩子「安倍政権によるお国のための1億総動員の食指が本格的に伸びてきた」 | AERA dot. (アエラドット)
  • 加計学園:獣医学部、一般入試に1000人超応募 | 毎日新聞

    来春の新設が決まった加計学園の岡山理科大獣医学部=愛媛県今治市いこいの丘で2017年12月18日、松倉展人撮影 学校法人「加計(かけ)学園」が今治市に4月に開学する岡山理科大獣医学部で、2月1日に始まる一般入試と、大学入試センター試験を利用する入試のうち、計3方式の志願者数が学園のホームページで明らかにされた。獣医学部獣医学科の志願者数は一般入試2方式が816人(定員38人)、センター試験利用は228人(同…

    加計学園:獣医学部、一般入試に1000人超応募 | 毎日新聞