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2018年3月6日のブックマーク (3件)

  • 【コラム:数学者的思考回路】(12)母なる関数、母関数

    第12回 母なる関数、母関数 大野 泰生 数学で用いられる専門用語の中には,西洋数学の流入以前からのもの,海外の専門用語を和訳したもの,あるいは日人の貢献などによって日で名付けられ海外に広がったものなど,様々な経緯の用語が存在している.どの種類の用語であれ,それぞれに味わいがあって興味深いものも多い. 海外で用いられている名前(の和訳)よりも,和名のほうが優れていると感じる用語もある.例えば「母関数(ぼかんすう)」という名前は秀逸であると私は思う. ◇   ◇   ◇ ある数列に対して,その数列を展開係数にもつ関数は,その数列の母関数と呼ばれる.フランスの数学者ド・モアブルによる $1730$ 年の研究で最初に使われたと言われている.英語では“generating function”.直訳すると「生成関数」であろうか.実際,「生成関数」という和名をもって呼ばれることもあるようだが,私の

  • 統計モデリングで癌の5年生存率データから良い病院を探す - StatModeling Memorandum

    概要 2017年8月9日に国立がん研究センターは、がん治療拠点の約半数にあたる全国188の病院について、癌患者の5年後の生存率データを初めて公表しました(毎日新聞の記事)。報告書は国立がん研究センターが運営するウェブサイトからダウンロードできます(ここ)。報告書をダウンロードしようとすると注意点を記したポップアップが表示されます。大切な部分を抜粋すると以下です。 報告書には、施設別の生存率を表示していますが、進行がんの多い少ない、高齢者の多い少ないなど、施設毎に治療している患者さんの構成が異なります。そのため、単純に生存率を比較して、その施設の治療成績の良し悪しを論ずることはできません。 一般に高齢者が多い病院ほど、進行癌(ステージが進んだ癌)が多い病院ほど、その病院の生存率は下がるわけです。それならば、統計モデリングで年齢と進行度(ステージ)の影響を取り除いて(専門的な言葉で言えば「調

    統計モデリングで癌の5年生存率データから良い病院を探す - StatModeling Memorandum
  • Deep LearningをKerasで可視化したい - GMOインターネットグループ グループ研究開発本部

    こんにちは。次世代システム研究室のJK (男)です。 突然ですが書籍の「ゼロから作るDeep Learning」読みましたか?基礎からクリアに説明されていて、個人的にはとても面白かったです。これまでLSTM, 強化学習の記事を書いてきましたが、今回はこのにならってDeep Learningの基礎の「ちょい深」理解を目指し、Deep Learningの可視化に焦点をあてたいと思います。 ちなみに今回の内容のcodeは、ここに上げておきました。 0. 可視化のモチベーション 最近のDeep Learningのフレームワークは充実していて、簡単に動かせるようになりましたね。でも動かせたけど理解した気がしない、って人も多いのではないでしょうか?その理由の一つが、Deep Learningがブラックボックス化していることだと思います。簡単に動かせることの副作用だと思いますが、インプットデータと教師

    Deep LearningをKerasで可視化したい - GMOインターネットグループ グループ研究開発本部