加計学園を巡る新文書に名前が記された萩生田光一官房副長官は20日、報道機関向けにコメントを発表する一方、記者会見などの対応は避けた。 この日は普段は立ち寄る衆院議員会館の事務所に姿を見せず、午前8時ごろ首相官邸に入った。9時半からは、安倍晋三首相と自民党本部に赴き、党役員会に出席。記者団が話しかける中、険しい表情で足早にエレベーターに乗り込んだ。 その後、新文書公表後の11時半をめどに官邸での記者対応が設定されたが、急きょ取りやめとなり、午後1時半ごろにA4用紙1枚のコメントが配布された。官邸関係者は「文書の方が丁寧に説明できる」と話した。