25日午後5時20分ごろ、東京都板橋区成増3丁目の東武東上線の踏切で、車と電車が接触した。東京消防庁などによると、車は電車の下敷きになって大破したが、車を運転していた60代の男性は避難して無事で、電車の乗客約800人にもけが人はいないという。 警視庁高島平署によると、男性は踏切を渡ろうとしていたとみられ、「前に車両が詰まっていて踏切内に取り残され、電車が来たのでまずいと思って避難した」と話しているという。 現場は東武東上線成増駅近くの踏切。東武鉄道によると、電車は小川町発池袋行きの快速列車(10両編成)で、午後6時10分までに乗客は降車し、徒歩で成増駅へ誘導されたという。 この事故の影響で、東武東上線は一部の区間で最大で約4時間40分間運転を見合わせたが、午後10時前に全線で運転を再開した。約7万人に影響が出たという。