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文学と批評に関するwuzukiのブックマーク (9)

  • 感想と批評の境界線:北村紗衣『批評の教室』|obakeweb

    北村紗衣『批評の教室』は、批評という営みの敷居を下げるだ。「チョウのように読み、ハチのように書く」という副題の通り、書は芸術作品(主には文学、映画、劇作品が参照される)について軽やかに読解し、クリティカルに論じる手引きとなっている。 実践編の第四章を除けば、書は「精読する」「分析する」「書く」という三章立てになっており、それぞれにおいてさまざまなノウハウが紹介される。特に、第二章「分析する」では、物語のタイムラインや関連作品のチャートを作るといった具体的な作業が実例とともに紹介されるため、読者は実際の手の動かし方から作品分析を学べる。単純化を恐れることなく言ってしまえば、それらノウハウは〈じっくり鑑賞し、根気強く情報を集め、シャキッと書け〉とでもいうべき方針で一貫しており、読者はそこで規範とされる「じっくり」「根気強く」「シャキッと」とはどういうことなのかを教えられることとなる。 こ

    感想と批評の境界線:北村紗衣『批評の教室』|obakeweb
    wuzuki
    wuzuki 2022/01/06
    この本、友人たちのあいだでも少し話題だけど、まさに今読むべき本のような気がしてきた。
  • 【連載】加島正浩「震災俳句を読み直す」第6回 | セクト・ポクリット

    加島正浩「震災俳句を読み直す」 【連載】加島正浩「震災俳句を読み直す」第6回 2021/8/11 加島正浩「震災俳句を読み直す」, 東日大震災 10年を迎えて, 連載・よみもの 【連載】 「震災俳句を読み直す」第6回 書く必要のないこと ―小野智美編『女川一中生の句 あの日から』 加島正浩(名古屋大学大学院博士課程) 被災した小・中・高校生の作文や手記などを集めて編集したが、震災直後複数刊行された。俳句においては新聞記者の小野智美氏が編集した『女川一中生の句 あの日から』(はとり文庫、2012年7月)が有名であろう。 当該書籍は、女川第一中学校で2011年の5月と11月に行われた俳句創作の授業で、中学生が作った俳句と創作者への取材をベースに小野智美氏が『朝日新聞 宮城版』で2012年1月13日から4月13日まで随時連載していた記事がもとになっている。小野氏はその目的を「子どもたちの句に

    【連載】加島正浩「震災俳句を読み直す」第6回 | セクト・ポクリット
    wuzuki
    wuzuki 2021/08/14
    短歌は好きだけど俳句は難しいと感じる、その一因が分かったかもしれない。情報量が少ないから、どう読めば良いかわからない……と感じてしまうんだよな。
  • なぜ美少年趣味につきあわなければいけないのか - jun-jun1965の日記

    佐藤亜紀の「天使」という、藝術選奨新人賞を受賞した長編小説は、第一次大戦を背景に、超能力を持つ少年を描いた作品だが、半ばまで読んでも面白くないので、文春文庫版の豊崎由美の解説を読んでみた。するとこれは、美少年が貴族的美青年へ成長していくのを舌なめずりしながら読むという美少年趣味小説であるということが分かり、まあそれなら私が読んでも面白くないのは当然だなと思った。 だが不思議なのは、豊崎がそのように解説しながら、なぜ世間の文藝評論家はこの才能を理解しないのかと獅子吼していることで、今もやっているようだが、なんで美少年小説を文藝評論家が評価するいわれがあろうか。 なるほど佐藤は『小説のストラテジー』を読めばヨーロッパ文化に造詣が深いのは分かるし、文章も巧みに書けている。もっとも私は他の作家でも、こういう技巧的な文章は評価しないのだが。 私が大学に入ったのは1982年で、豊崎も佐藤もだいたい同

    なぜ美少年趣味につきあわなければいけないのか - jun-jun1965の日記
    wuzuki
    wuzuki 2020/10/21
    関係ないけど、豊崎由美は10年前から嫌いで、彼女の書いたものをうっかり目にするたびにやっぱり嫌いだな〜と思う稀有な存在。/ 私は「キャンディ♡キャンディ」は世代ではないけどこの原作者は20年前から大好き。
  • 私は昔から言っているのだが、読解力向上のためには「なぞなぞ」をたくさ..

    私は昔から言っているのだが、読解力向上のためには「なぞなぞ」をたくさん解くといいと思うぞ。 読解力とは、文章の意図を正しく解釈できる力のことだと思うので、読解力のトレーニングには必ず「正しい解釈」すなわち「解答」が無いといけない。 読解力向上法というと、よく多読・精読系の方法が挙げられるわけだが、読書自体を好きにならない限り、「解答」が無いので向上が認識できない→続かない、という点で難がある。 そうすると、現代文の問題+「解答」を用意すればいいのかと思うだろうが、現代文の問題は、他科目と違って「解答を読んでも理由がわからない」という現象が生じる。 「解答を読むための読解力が必要」っていう難点な(現代文苦手な人あるある)。 そもそも、読解力の無い人間が読むには問題文が長すぎるという点も厄介。その点では「なぞなぞ」は設問が短いので、非常に良い。 それに「なぞなぞ」は、小学生でも出し合いっこした

    私は昔から言っているのだが、読解力向上のためには「なぞなぞ」をたくさ..
    wuzuki
    wuzuki 2020/06/28
    石原千秋『国語教科書の思想』『未来形の読書術』はとても良かった。後者は3回読み返した。/ 短歌など短い文章の読み方だったら『しびれる短歌』、詩など抽象的なものは『今を生きるための現代詩』が参考になるかも。
  • 内田樹氏によるホ・ヨンソン詩集『海女たち』の書評に異議を表明します - ASANOT BLOG / アサノタカオの日誌

    2020年5月2日の西日新聞に、内田樹氏によるホ・ヨンソン詩集『海女たち』(姜信子・趙倫子訳)の書評が掲載されました。その内容に異議を表明します。以下は出版元にて書の編集を担当した立場にある、しかしながらあくまで一個人としての見解です。 個人や組織を非難・批判する内容ではありません。また、コロナ禍の大変な時期に書評掲載にご尽力いただいたすべての皆様への感謝の気持ちを片時も忘れたことはありません。今日の言論やメディアのあり方に対する問題提起として、投稿します。 . 内田樹氏による、韓国済州島の詩人であるホ・ヨンソンの詩集『海女たち』の書評は、率直に言って一語たりとも読むべきところのない内容で、この情報を共有すべきかどうか悩みました。私がなぜ、ここまで強い言葉遣いで語りはじめるのか、自身の考えを少し丁寧に述べさせていただきます。書の内容に関してはこちらを参照してください。 そもそも、80

    内田樹氏によるホ・ヨンソン詩集『海女たち』の書評に異議を表明します - ASANOT BLOG / アサノタカオの日誌
    wuzuki
    wuzuki 2020/06/07
    氏についていつまで評価していたか、人によって違うの面白いな。私は素直にファンだったのは3.11の前までかな。2010年頃は講義も聴きに行ってた。/ 作品本筋と関係ない書評・解説って特段珍しいものでもないと思う。
  • 「メンヘラ批評」執筆者発表第三弾 - 落ち着けMONOLOG

    どうも、日和下駄です。忙しすぎるのですが、忙しすぎてハイになってきたので執筆者発表をします。 原稿も着々と集まってきて、面白いになりそうです。次回くらいには目次と、値段等の詳細情報出せると思います。みんな買ってね。 執筆者は予定ですので、もしかしたらいない人もいるかもしれません。あらかじめご了承ください。 執筆者発表第三弾 北条かや(@kaya_hojo) 同志社大学社会学部卒業、京都大学大学院文学部研究科修士課程修了。自らのキャバクラ勤務経験をもとにした初著書『キャバ嬢の社会学』(星海社新書)で注目される。以後、執筆活動、メディア出演などを継続。著書は『整形した女は幸せになっているのか』(星海社新書)、『当は結婚したくないのだ症候群』(青春出版社)、『こじらせ女子の日常』(宝島社)、『インターネットで死ぬということ』(イーストプレス) 西井開(@kaikaidev) 「ぼくらの非モテ

    「メンヘラ批評」執筆者発表第三弾 - 落ち着けMONOLOG
    wuzuki
    wuzuki 2019/04/14
    おおお、メディア出演多数の有名な人や、私と長年Twitterで付き合いのある人、そして私と大学が同じ人もいる……! 豪華だ……!!
  • 「メンヘラ批評」執筆者発表第二弾 - 落ち着けMONOLOG

    ホリィ・センです。告知は日和下駄がやるはずだったんですが、忙しそうなんで急きょ僕がやります。 僕も日和下駄もけっこういいかげんな性格ですが、着実に頒布の準備は進んでいます! 告知した執筆者は予告なく変更されるかもしれませんので、ご了承ください。 執筆者発表第二弾 河野麻実(元あおいうに)(@kawanoartasami2) 1991年茨城県生まれ。2016年東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻卒。ArtLabTOKYO所属画家。主な展示に2014〜2017メンヘラ展など。 雪原まりも(@uhn58) 誰も搾取せず、誰も傷つけない、エコでクリーンな自給自足型恋愛を目指しています ばしこ(@wahoo910) ばしこです。物書きとして文フリ出たりブログやったりしてます。 自身もメンヘラとのどろどろ共依存の経験とかもいくつかあり、思うとこあり参加しました。 みんな谷有希子読もうな 小谷悠里(@g

    「メンヘラ批評」執筆者発表第二弾 - 落ち着けMONOLOG
    wuzuki
    wuzuki 2019/04/10
    メンヘラビッチバーの方も書くとは! そして私は本谷有希子ファンなので、ばしこさんの書くものが気になる……!(((o(*゚▽゚*)o)))
  • 「メンヘラ批評」執筆者発表第一弾 - 落ち着けMONOLOG

    ホリィ・センのブログですが日和下駄です。 先の宣言から動き出し、執筆をお願いしたり、執筆したいという声をいただいたりし、ある程度固まってきたので告知します。 告知を分けているのは、分けた方がいっぱい告知できるなという理由のためです。 なお、執筆者は予定です。告知なしに変更する場合がありますのであらかじめご了承ください。 執筆者発表第一弾 雨宮美奈子(@areyoume17) シンガポール出身、九州大学卒、出版社勤務を経て執筆業。 なおかつ、東京大学在学中、銀座の高級クラブのママと肩書きの多い28歳既婚者。 昼は革ジャンで大型バイクに乗り、夜は着物で水割りを作っています。 脱税レイヤー風呂屋さん (@557dg4) 脱税がバレて風俗堕ちしたコスプレイヤーの裏アカウントです。表でまだ活動はしています。追徴課税税&延滞税3200万円完納。何かあればDMかこちらまでpakabenkaiji@gm

    「メンヘラ批評」執筆者発表第一弾 - 落ち着けMONOLOG
    wuzuki
    wuzuki 2019/03/13
    おおお、美奈子さん書くんだ!!
  • 作品に対する考察力が欲しい

    私は作品を深く読み取ることが出来ない。 Twitterでよく見る、「○○(キャラ名)はこの場面でこういうことを考えたからうんぬんかんぬん」だとか、「△△(キャラ名)はこういう性格だからこういう時はこういうことをしてうんぬんかんぬん」だとか「□□(作品名)の世界観はこうだからきっとこういうことが起きてるかもうんぬんかんぬん」だとかの考察ツイートをできる人が、私は羨ましくて仕方ない。 なんだその読解力と思考力は。どこから生み出しているんだ。 嗚呼、羨ましいと常々思う。私も深く作品について語ってみたい。 そういう考察ツイートをする人は、私よりも遥かに作品を愛しているような気がする。私は「わーすごーい!」とただ表面的に受け止めるだけの人間だ。情けなくて涙が出る。 考察ツイートやすばらしい解釈(または妄想)ツイートには賛同しかない。だから、そこでも「わかる」とただ受け止めるだけ。餌を与えられている家

    作品に対する考察力が欲しい
    wuzuki
    wuzuki 2018/11/24
    わかる。アニメ批評や映画批評読むと、解釈の豊かさや読解力に圧倒される。私も創作するけど、作品を発表したらあれこれ説明せず、解釈は読者に委ねるものだと思ってる。/ 明日の文フリ、行こうかなどうしようかな。
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