現在、男性の育児休業取得促進のための育児・介護休業法等の改正案(※1)が国会にて審議されている。厚生労働省の「令和元年度雇用均等基本調査」(事業所調査)によると、2019年度の男性の育児休業取得率は7.48%だが、政府は2025年までに30%に引き上げることを目標に掲げる。男性が育児休業を取得することは、出産前後や妻の復職前後の大変な時期を乗り切るだけでなく、その後夫婦で協力して子育てを行っていくための手掛かりとしてとても重要である。法改正により、男性がより育児休業を取得しやすくなることを期待したい。 では、女性の育児休業取得率はどうなっているかというと、厚生労働省の「雇用均等基本調査」(事業所調査)では、2006年度以後80%~90%程度で推移しており、一見、女性の育児休業は十分に普及しているかのように見える。しかし、これは、あくまで職場の在籍中に出産した女性に占める育児休業取得者の割合
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