東京都の西の端、埼玉県と山梨県の県境に雲取山という山あり。深田久弥の日本百名山にも登場する名峰で、標高は2017mです。 アメーバのように東西南北へ伸びた尾根には様々なコースが乗っています。最も登る人が多いのは奥多摩湖のほとりにある鴨沢バス停(標高540m)からの往復コース、鴨沢ピストン(往復コースの事をピストンと言います)。 往復の距離は約24㎞、標高差は1477m、コースの累計標高は登り1700m、下りも同じ1700mです。 山と高原地図のコースタイムは約9時間。休憩などを加えると一般的には10時間程度の行動時間を要します。 なぜか最近、日帰りで登る人が多いらしいガイドブックなどで、雲取山は一泊の山として紹介されています。 鴨沢ルートの一般的な行動時間は10時間程度です(もっと掛かる人もいます)。9時スタートなら下山は19時過ぎになります。夏至の前後でなければ真っ暗になってしまいますし