逃げる、とは何でしょうか? すべての動植物にある本能ですが、人間だけがそれをネガティブなことと捉えています。 「人は死んだら星になる」といいますが、逃げようと思うときはまさに自らの命や人生を星の視点から俯瞰した時に覚悟が決まるのだと思います。いつ死ぬか分からないのにこんなとこで消耗している場合じゃない、と。 しかし雑多な情報、意識が有象無象に吹雪く現代の都市では、星の視点から自分を見つめるにはあまりに視界が悪いです。 そんなホワイトアウトした都市から一時的に逃げ込める山小屋のような役割として、シンキングサンクチュアリとして、逃げBar White Outは2019年12月に、コロナ禍の始まりと共に横浜に店をオープンしました。 ここは見渡す限り真っ白な、できる限りの情報を排除した空間。 店内ではスマホを切り、時計もありません。 真っ白な空間と光に包まれ、何者でもない自分に帰っていき、星の視点
![社会にもっと、”逃げ”のグラデーションを。|雨宮優/体験作家](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/9e21bcc87ee547999c2f53bcf9d8527093242ca6/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fassets.st-note.com%2Fproduction%2Fuploads%2Fimages%2F98175652%2Frectangle_large_type_2_8a0cd2f402825e4e036443bd4ad71440.jpeg%3Ffit%3Dbounds%26quality%3D85%26width%3D1280)