温泉やスーパー銭湯-。広い湯船やサウナなどが楽しめる入浴施設は子連れ客にも人気だが、子供と異性の保護者が混浴する場合、他の利用客の視線が気になるという悩みがつきものだ。各地で混浴可能な年齢の上限を引き下げる条例改正が相次ぐ中、幼い子供とその親が、より安心して入浴施設を利用できるようにと、不安を解消する新たなアイテムが誕生した。(篠原那美) 子供の恥ずかしさ子供用入浴着「PASSPORT」を開発したのは繊維専門商社「帝人フロンティア」だ。女性の健康課題解決をテーマに昨年発足したフェムテックのプロジェクトチームが製品化した。 発案者は子育て中の女性社員。知人女性が発したある悩みが開発のヒントになったという。 「知人が幼い息子2人を女湯に連れて行ったときのこと。風呂場で同じ保育園に通う女児と鉢合わせしてしまい、お兄ちゃんが女湯に行くのを嫌がるようになったそうです。知人の夫は単身赴任中。幼児一人で
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