この本を読みました。 bookclub.kodansha.co.jp 1972年の本です。論理をきちんと運用するにはどうするか、というのを簡単にまとめてある本です。そんな本はほかにもいっぱいあるのですが、1972年に書かれたこの本のなかに「情報時代」という名前の節があって、そこで言われていることがおもしろいので記録しておきたいと思います。(日本のインターネット導入は1984年だそうです) 導入の、『「考える」ことと「知る」こと』という章で、次のように書いてあります。 〔テレビやラジオを通じてただしくすばやく情報が伝えられることで〕われわれが多くのことを「知って」いるならば、一見すると、現代われわれは最もよく「考える」こともできるように思われるかもしれません。しかし「知る」ことと「考える」こととは決して同じではありません。もとより多くの正しい知識を持つということは正しく考え、正しい判断を下す