タグ

ブックマーク / nattogohan-suki.hatenablog.com (4)

  • 読書記録:予言を感じました『正しく考えるために』 - ルジャンドルの読書記録

    このを読みました。 bookclub.kodansha.co.jp 1972年のです。論理をきちんと運用するにはどうするか、というのを簡単にまとめてあるです。そんなはほかにもいっぱいあるのですが、1972年に書かれたこののなかに「情報時代」という名前の節があって、そこで言われていることがおもしろいので記録しておきたいと思います。(日のインターネット導入は1984年だそうです) 導入の、『「考える」ことと「知る」こと』という章で、次のように書いてあります。 〔テレビやラジオを通じてただしくすばやく情報が伝えられることで〕われわれが多くのことを「知って」いるならば、一見すると、現代われわれは最もよく「考える」こともできるように思われるかもしれません。しかし「知る」ことと「考える」こととは決して同じではありません。もとより多くの正しい知識を持つということは正しく考え、正しい判断を下す

    読書記録:予言を感じました『正しく考えるために』 - ルジャンドルの読書記録
    wuzuki
    wuzuki 2024/02/18
  • 読書記録:『江戸の読書会』 - ルジャンドルの読書記録

    このを読みました。 江戸の読書会 (平凡社ライブラリー0871) 作者:前田 勉 平凡社 Amazon こんど新しく仲間を集めて読書会をすることになり、その課題となったので読みました。忘れるといけないので、記録を残します。 江戸時代の学校や塾で、学問(中国の思想書を読むこと)が行われていたとき、「会読」という形式の学び方がポピュラーだったという事実があります。この事実を出発点に、会読とは実際どのようなことをしていたのか、どうしてポピュラーだったのか、どのくらいポピュラーだったのか、この学び方の社会的意味や影響はどんなものだったのか、といったことを検討するです。 好きか嫌いかでいうと学問の話が好きな僕にとっては、の中に描かれている江戸時代の会読の様子には胸を熱くさせられました。一冊のを肴に、ああでもないこうでもないと言い合うのは楽しいものです。 現代の日では、高学歴が将来の地位や

    読書記録:『江戸の読書会』 - ルジャンドルの読書記録
    wuzuki
    wuzuki 2024/02/18
    江戸の読書会、発売当初に読書会好きな友人たちのあいだでちょっと話題になってたな。私も当初買ったけど積読。/ 読書会、自主ゼミ的なのもあれば、課題本の感想共有の会、おすすめ本を紹介し合う会も割とある印象。
  • 読書記録:エコーチェンバーの実態『ソーシャルメディア・プリズム』 - ルジャンドルの読書記録

    このを読みました。 ソーシャルメディア・プリズム――SNSはなぜヒトを過激にするのか? 作者:クリス・ベイル みすず書房 Amazon このでは実験から、なんとなく真実と思われていることとは反対の結果を提示します。こので一番重要なのはこれです。 「エコーチェンバーに捕らわれた人は、そのエコーチェンバーのなかで偏った意見を過激にしていくからよくない」は正しくない。 これが示されることで、たとえば「ツイッターやフェイスブック、グーグルのアルゴリズムが、偏りを強化するからよくない」とか言えなくなるし、「陰謀論の拡散は現代の脅威だ」とかも、それは的を外しています、で片付いてしまいます。 扱っている内容に深みや広がりがあるというよりは、この一ネタをコンパクトに提示する内容のです。多くの人がなんとなく信じちゃってることと反対のことを主張するので、いろいろ盛りだくさんにするよりはこんなふうに一

    読書記録:エコーチェンバーの実態『ソーシャルメディア・プリズム』 - ルジャンドルの読書記録
    wuzuki
    wuzuki 2024/01/29
    「エコーチェンバーに捕らわれた人は、そのエコーチェンバーのなかで偏った意見を過激にしていく、というのは誤り」らしいのは興味深い。ルジャンドルさんの書評ブログは毎回、平易な言葉で読みやすくていいな。
  • 読書記録:何をもって「法」なのか『問いかける法哲学』 - ルジャンドルの読書記録

    このを読みました。 問いかける法哲学 作者: 出版社/メーカー: 法律文化社 発売日: 2016/09/20 メディア: 単行 このでは、「臓器売買ってなんでダメなの?」とか、「女性専用車両は差別じゃないのか?」とか、「同性婚を認めるかどうか」とかいった、不定期にTwitterで話題になるようなテーマに対して、その筋の専門家が解説を加えています。このの良かったところは、いくつかの章で、(少し偏っているかもしれないけど)筆者自身の考えの開陳とその論理の説明が施されていたことです。 こういうで取り上げられるような話題は、誰もが納得する正解が見つかっていないから取りざたされるわけですが、僕がわざわざこういうを読む場合には、「なんらかの方向付けが欲しい」と思って読みます。でも結局一般論に終始して、「いろんな考え方がありますが、こちらを立てればあちらが立たずですね~」という感じで終わるも

    読書記録:何をもって「法」なのか『問いかける法哲学』 - ルジャンドルの読書記録
    wuzuki
    wuzuki 2023/06/07
    平易な言葉で書かれていて分かりやすい。普段ふざけたツイートが多いけどやっぱりこの人は学術書を扱うプロなんだな、と実感。読んでみたくなる。
  • 1