2006年の設立以降、常に人とテクノロジーの関係を探求してきたライゾマティクス。メンバーにアーティストやプログラマー、研究者らを含み、アイデアからハード/ソフト開発、オペレーションに至るまで一貫して取り組む集団であり、カッティングエッジな表現作品や研究で知られる。斬新なインパクトを持つその時間/空間的表現は、「メディアアート」の枠を超えて幅広い領域に及び、大きな社会的影響力を持つ。 設立15周年を迎える今年、美術館における初の大規模個展が開催される。これまで展開してきた領域横断的なクリエイションを展望するとともに、「現在」とシンクロする新作プロジェクトの展示など、新しい人間性(ヒューマニティ)の可能性と未知の視覚ビジョンを追求するライゾマティクスの魅力を伝える構成となっている。 また、コミュニケーションのあり方について新しい可能性が問われるポスト・コロナの渦中において、多くのプロジェクトや
![「ライゾマティクス_マルティプレックス」「つながりのデザイン」ほか展覧会情報 | ブレーン 2021年4月号](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/3574e53d63c2fed74d669443c89ba744fbd006c4/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fmag.sendenkaigi.com%2Fbrain%2F202104%2Fimages%2F014_ogp2.jpg)