奈良県斑鳩町の法隆寺にある国の重要文化財の塀に、先のとがったもので傷つけたとみられる落書きが見つかりました。 落書きが見つかったのは、世界遺産に登録されている法隆寺の五重塔や金堂がある境内を囲む「西院大垣」という塀で、国の重要文化財に指定されています。 落書きは、今月15日に塀の西側で見つかり、地面から1メートルほどの所に縦およそ30センチ、幅およそ1メートルの大きさで「殺すぞ」などと書かれていました。 これらの落書きは、石やくぎなど先のとがったもので書かれたとみられ、深さが6ミリに達するところもあるということです。 落書きを削り取るなどして修理した場合、周りとの調和が取れなくなるということで、奈良県教育委員会は文化庁と対応を協議することにしています。 また、警察は文化財保護法違反などの疑いで調べることにしています。 奈良県教育委員会文化財保存事務所法隆寺出張所の幹田秀雄主任は、「歴史ある