ESAの水星探査機ロゼッタおよびフィラエによって詳細な観測が行われている「チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星」だが、英大学の研究チームは6日、同彗星の奇妙な外観や有機物といった特徴は、彗星に地球外微生物が存在しているためではないか、という新説を発表した(AFPBB)。 探査機によるチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星の観測では、氷の湖を覆う黒い外殻や底が平らのクレーター、表面に点在する大きな岩などの特徴的な地形が発見されている。複雑な有機物質も検出されており、表面の黒い層はこれら有機物質ではないかと推定されている。 研究では、彗星におけるガスの噴出が本来昇華を起こせないはずの距離で始まったことに着目。これは微生物の活動により表面下に高圧ガスのポケットが形成され、そこから有機物質が噴出し彗星表面に再供給されているためではないかとの説が掲げられている。同彗星の表面に、割れ目が塞がれたり岩が動かされたりし