20日午前、東京・世田谷区のアパートで、タンスの下敷きになった状態で男女2人が死亡しているのが見つかりました。警視庁は、この部屋に住む50代の夫婦が、タンスを運ぼうとして転倒した可能性があるとみて、死亡した詳しいいきさつを調べています。 これまでの調べで、この部屋には58歳の夫と59歳の妻が暮らしていたということで、遺体には目立った外傷はなかったということです。また、部屋のドアと窓は施錠され、第三者が侵入した形跡はなかったということです。 警視庁によりますと、タンスは高さ1メートル、幅83センチあるもので、2人はタンスを抱え込むような姿勢で体の一部が下敷きになっていたということです。警視庁は、事件性はなく、2人がタンスを運ぼうとして転倒し、動けなくなって死亡した可能性があるとみて、身元の確認を進めるとともに、死亡した詳しいいきさつを調べています。