綺麗事ではなく現実が分かってる人 自立できる人 そんな者が大人だと思っていたが 都市ではいろんなモノを隠蔽し、全てを綺麗事にしようとする 下水、屠殺場、犯罪者、性、暴力、ゴミ、病人、汚職、差別 そういう現実を極力遠ざけて理性的な状態を保とうとする それは素晴らしいことで、理想的な世界ではずっと子供のままで良い 美しいものや楽しいことばかり見ていいし、それが奨励される 汚いものはどこかに隠してしまえばいい 私は都市に依存している 都市機能が失われたらそう長く生きられないだろう まさに親=都市の庇護下にある子供だ もう大人になる必要はない 汚いものの蓋を開けて、それを学んだとしても結局それはごっこ遊び、さもなくばモノ好きな子供だ 私達は親の世代が作った保育器の中から出られない すでに箱庭は完成しているのだ ではこれからどうすればいいだろう