鉄鋼最大手の「日本製鉄」が、国内の生産設備の大幅な削減に踏み切ります。関連会社を合わせると、およそ3300人が働く広島県の呉製鉄所を閉鎖し、新たに和歌山製鉄所の高炉1基を休止することを明らかにしました。 これは7日、日本製鉄が記者会見して明らかにしました。 それによりますと、子会社の「日鉄日新製鋼」が持つ広島県呉市の「呉製鉄所」について、2基の高炉を含むすべての設備を2023年9月末をめどに休止し閉鎖します。 高炉のある製鉄所を全面的に閉鎖するのは日本製鉄では初めてです。 呉製鉄所で働く子会社の従業員およそ1000人については配置転換を行って雇用を維持し、協力会社の従業員およそ2300人に対しても雇用の場の確保に最大限の取り組みを行うとしています。 また、和歌山県の和歌山製鉄所にある2基の高炉のうち1基を2022年の9月までをめどに休止します。 日本製鉄では、すでに決定している八幡製鉄所の