今回のGDPは「外需」によって押し上げられましたが、今後は、最大の貿易相手国である中国をはじめとした海外経済の減速が懸念されています。 GDPを算出する上で「外需」は、モノやサービスの「輸出」から「輸入」を差し引いて算出されます。 このところのモノの輸出は、アメリカやEU=ヨーロッパ連合向けを中心に増加基調が続いています。 財務省の貿易統計によりますとことし6月の輸出額は、8兆7000億円余りと去年の同じ月よりも1.5%増えて、28か月連続で増加しています。 このうちアメリカ向けは11.7%増えて21か月連続の増加。 EU向けは15.0%増えて28か月連続の増加となっています。 中でも半導体不足の緩和によって自動車の輸出が大きく伸びていて、ことし6月の自動車の輸出額は1兆5000億円あまりと去年の同じ月より49%増えました。 一方で懸念は、最大の貿易相手国である中国です。 ことし6月の日本
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