日銀の植田総裁は22日、岸田総理大臣と会談し、金融政策や国内外の経済情勢などについて意見を交わしました。 日銀の植田総裁は22日昼前に総理大臣官邸を訪れ、岸田総理大臣と昼食をともにしながらおよそ1時間にわたって会談しました。 日銀は先月下旬、大規模な金融緩和策の持続性を高めるため、金利操作の運用を見直して一段の長期金利の上昇を容認することを決めましたが、植田総裁は岸田総理大臣に政策のねらいについて説明したということです。 会談のあと植田総裁は記者団に対し、「総理に説明させていただいて、よくわかりましたという返事があった。総理からは経済金融情勢のいろいろな側面について質問があって私の分かるかぎりでお答えした」と述べました。 外国為替市場で円安が進む中、為替市場の変動について議論があったのかと問われたのに対し、植田総裁は「きょうは特にございません」と述べました。