小学校の頃、バスケで「ピボット」を習ったんですけれど、あれって人生に通じる気がするんです。ピボットは、「ボールを持っているプレーヤーが、片方を軸足として重心をおき、もう片方で自由に方向を変えられるようにする」足使いの基本。ボールを持ったまま3歩歩くとトラベリングをとられるので、歩かずに方向転換する必要があるわけです。 重心を体の真ん中におくと、安定するけれど身動きがとれなくなります。素早い方向転換が出来なくなる。だから片方に重心をおいて、もう片方には遊びを持たせる。そうすると歩かずとも広い範囲を動ける。視界が広がって、敵に追いつめられることを防げます。 このピボット、人生に通じるところがあるんじゃない?と思ってて、重心を真ん中してひとつのコミュニティに浸かりすぎると、身動きがとれなくなるじゃないですか。楽しいときは良いけれど、追いつめられるとどうしようもなくなる。 それぞれの足は別のコミュ