参院選での自民党大敗については、既に年金問題、政治とカネ、閣僚の失言などいくつもの原因が挙げられている。だが、河野太郎・衆議院議員は根底にある本質的な敗因は、小泉改革の継承者であるはずの安倍政権と自民党が継承者としての責務を果たさず、むしろ逆行していることだと断ずる。「昔の自民党」に戻るなら、次の選挙も危うい。(聞き手は、日経ビジネス オンライン=谷川 博) NBO 参院選は自民党の「歴史的大敗」となりました。年金の記録漏れ問題や「政治とカネ」の問題、閣僚の失言など様々な問題が重なり、自民党に激しい逆風が吹いた結果だと言われています。 河野 その見方は表面的です。自民党が参院選で負けた本質はもっと深いところにある。一言で言えば、安倍政権と自民党は小泉改革の流れに“逆行”しているということです。安倍政権は小泉政権の継承者であるはずなのに、やっていることは一昔前の自民党と何も変わっていない。そ
![自民大敗、本当の理由:日経ビジネスオンライン](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/05f492a9ba706b05ca8fd61b1840b099fb59fdc9/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fbusiness.nikkeibp.co.jp%2Fimages%2Fn%2Fnbo%2F2011%2Fcommon%2Fnbologo_ogimage.png)