女子サッカーW杯フランス大会決勝、米国対オランダ。試合前の写真撮影に臨む米国の選手(2019年7月7日撮影)。(c)Philippe DESMAZES / AFP 【5月2日 AFP】女子サッカー米代表チームが男女格差の是正を求めていた訴訟で、同国の連邦地裁は1日、不当に低い賃金を支払われていたとする選手の訴えを退けた。 32ページにわたる判決文で、米カリフォルニア州ロサンゼルスの連邦地裁は賃金差別があるとする女子選手の訴えを退け、米国サッカー連盟(USSF)に有利な判決を下した。 その一方で遠征や住居、医療サポートなどの面で不公平な扱いがあったとする訴えについては審理の続行を認め、6月16日にロサンゼルスで開かれる予定となった。 しかし、裁判の最大争点になっていた平等賃金については、男子代表チームと同じ支払い方法の申し出を女子代表が拒否していた証拠があるとして、訴えが認められなかった。