2015 年 1 号(通号 32 号) NDL 書誌情報ニュースレター 目 次 第 39 回 ISSN センター長会議参加報告―オープンアクセスの学術情報資源と ISSN (逐次刊行物・特別資料課 網野美美) 1 平成 26 年度遠隔利用者アンケート結果について―全国書誌データ提供 (収集・書誌調整課) 5 平成 26 年度遠隔利用者アンケート結果について―Web NDL Authorities (収集・書誌調整課) 9 コラム:書誌データ利活用(6) ―Web NDL Authorities 解読講座 その 1 ―ウェブでつながる典拠データ (収集・書誌調整課 柴田洋子) 14 外国刊行電子ブック(一部)の書誌データ項目を増やしました (外国資料課 整理係) 24 第 16 回図書館総合展で全国書誌データの利活用ツールを紹介しました (収集・書誌調整課 吉村風) 27 おしらせ:平成 2
紙版が100万部を突破、12のストアでほぼ同時発売された電子書籍版も空前の売り上げを記録した『スティーブ・ジョブズⅠ・Ⅱ』(講談社)。同書は内容のすばらしさもさることながら、「紙でも、電子でも」買える環境を新刊刊行と同時に広範に提供した初の書籍としても、後世に語り継がれるものになりそうだ。 だがそのことは同時に、従来の電子書籍の世界からは見えなかった課題も、あぶりだすことになった。紙と電子の書籍を横断検索できる「ブック・アサヒ・コム」の運営に携わる経験から、また発売日に複数の電子書籍ストアで同書を購入した個人的体験から、現段階でわかっていることを報告したい。 中心的なテーマは電子書籍の「探しにくさ」である。 電子書籍版『スティーブ・ジョブズ』の例から考える 発売前後の経緯を簡単に振り返ってみよう。各種報道によると、講談社は同書を当初2011年11月に発売する予定だったが、10月5日のジョブ
視覚障害等をもつ学生が書籍を利用しやすくなるための課題を検討し対策を提案した、「書籍デジタルコンテンツ流通に関する研究会」の報告書が、マルチメディア振興センターのウェブサイトに掲載されています。課題としては、(1)マンパワーと財源の不足、(2)複製データの作成・提供に関する実施体制の欠如、(3)DTP版下データ活用の困難、があげられており、アクセシブルな書籍デジタルコンテンツの流通促進の提案として、(1)複製データ作成の効率化、(2)メタデータの共有化、があげられています。 「書籍デジタルコンテンツ流通に関する研究会」報告書について http://www.fmmc.or.jp/shoseki/090818/sho090818.html 「書籍デジタルコンテンツ流通に関する研究会 報告書」(WORDファイル) http://www.fmmc.or.jp/shoseki/090818/DC09
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