僕が電子書籍について考えていることを書きました。 今回は、先日のDTP Booster014レポートの続きでもあります。この時のレポートで書きそびれていた項目は、 ビジネスモデルは? 電子書籍はWEB化するのか。そもそもインターネットとはなんなのか。 テキストとは何か ユーザはどのようなものを受容し、5年後に一般に普及しているものはなんなのか。そもそもコンテンツとは何か。 →エクスペリエンスとコンテンツ受容の違いを抑えて考える といったことでした。ビジネスモデルについては、後日。今回は下の3つについてです。 論旨 電子書籍が普及することによって、人間の意識はどう変わって、社会はどう変わるんだろうというこれからの世界を考えています。では、過去、本やテキストは人間の意識や社会をどう変えたのだろう。さかのぼれば、文字の誕生(声しかなかった→文字ができた!)というところが最初のポイントだと思います
鎌田の「デジタルプラットフォーム」論にたいする中西秀彦氏からの返信。「攘夷か開国か」「勝つか負けるか」という単純な「ますらお」発想にたいして、「電子書籍が本格化すれば、印刷と出版編集それに著者が対等な立場で協力し合いコンテンツをつくりだすという時代が来る」と考える「たおやめ」発想の重要性を、日本的な特殊性を踏まえて説いておられる。印刷会社の課題は、これでとても鮮明になった。むしろ問題は、出版社がデジタル時代の新しい編集、本づくり価値を提示できるかどうかだ。 デジタルの新千年紀は「たおやめ」流でしなやかに生き残る 中西秀彦 出版と印刷との日本的関係の先にあるもの:出版社は必要か? 京都人へのご評価ありがとうございます。おっしやるとおり、京都人は、数の力で圧倒したり、論理でねじふせたりすることは好みません。京都は平安貴族の昔から、すべてを受け入れていく「たおやめ」の文化です。ところが、今の文化
今春、大英図書館(イギリスの国立図書館)の19世紀以前の65,000点の蔵書が無料ダウンロード出来るようになるという。Kindleユーザー向けのサービスで、チャールズ・ディケンズ、ジェーン・オースティン、トーマス・ハーディなど有名な文豪たちの作品がダウンロードによって閲覧出来ることになる。この無料配信プロジェクトには、マイクロソフトが資金提供する予定とのことだ。 イギリスの著作権の原則保護期間は、著者の死後70年で切れる。19世紀に活躍した作家たちの作品は、当然著作権が切れており、無料での配布に関しては問題がない。大英図書館には、19世紀に印刷された書籍の35~40%が収められており、その全てがすでにデジタル化されている。それらの歴史ある書籍はほとんどが流通しておらず、原書は入手不可能だ。このプロジェクトが開始されれば、『ペンは剣よりも強し』の名句で知られる戯曲『リシュリュー(エドワード・
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