タイトルの「ニューヨーク、恋人たちの2日間」(アルバトロス・フィルム配給)からは、アメリカ映画と思ってしまうが、フランス、ドイツ、ベルギーの合作になるフランス映画である。 舞台はニューヨーク。幼い息子がいるフランス人の女性写真家マリオン・デュプレと、2度の離婚歴があり、やはり子持ちで、ラジオの人気DJの黒人ミンガスが、それぞれの子供と4人で同居している。マリオンの写真展が、明日、オープニングを迎える。そこに、パリから、マリオンの父親、妹、妹の恋人の3人がニューヨークにやってくる。妹の恋人は、マリオンの元カレである。4人家族に3人のフランス人が過ごすニューヨークの2日間が、ドタバタ喜劇ふうに、下ネタを満載し、言葉のギャップによる爆笑を誘いつつ、キメ細やかに描かれる。ニューヨークに来たフランス人の言動がおだやかであるわけがない。 映画は、ラブ・コメディの枠を超えている。フランスとアメリカの風俗
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