2012年4月1日のブックマーク (2件)

  • テッサ・モーリス=鈴木 - 辺境から眺める アイヌが経験する近代 - Close To The Wall

    辺境から眺める―アイヌが経験する近代 作者: テッサ・モーリス=鈴木,大川正彦出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2000/07/19メディア: 単行購入: 5人 クリック: 74回この商品を含むブログ (22件) を見る前回のはアイヌを含めた近代の世界における先住民族を描いたものだけれど、こちらはよりアイヌにクローズアップした内容で、書の狙いを序章から拾ってみれば、環オホーツク海域の千島・樺太も含むアイヌ、ウイルタ、ニヴフ(ギリヤーク)といった諸民族が「二つの異なる、しかし同種の領土拡張志向をもった」「日ロシアという競合する国民国家」に吸収された時に、彼らのたどった「近代の経験」の諸相を描き出す試みということになる。 彼(女)らの経験はシティズンシップや国民体という考えのどのような側面を浮き彫りにするのか。そして、その経験は「進歩」や「近代性」というさらに大きな概念――人類

    テッサ・モーリス=鈴木 - 辺境から眺める アイヌが経験する近代 - Close To The Wall
  • 多言語主義再考

    [編者]砂野幸稔 「多言語主義(multilingualism)」は、当に普遍的な価値たり得るのか。現代世界において「言語」はどのような問題の場としてあらわれているのか、世界各地域の多言語状況から問いかえす。「言語問題」とは、「言語」の問題ではなく、「人間」の問題なのである。 定価=体 8,500円+税 2012年3月25日/A5判並製/756頁/ISBN978-4-88303- 310-2 [目次] 序論 多言語主義再考/砂野幸稔 011 1 「多言語主義(multilingualism)」という価値 011 2 「人間」「国民」「国語」 020 3 多言語主義を再考するために 028 4 書の構成 030 注 041 第1部 理念と現実の狭間で―ヨーロッパの経験と「多言語主義」を再考する 049 第1部 ① ヨーロッパの多言語状況管理の歴史と〈少数言語〉の現実 第1章 すべての言