2012年6月24日のブックマーク (4件)

  • 木村榮一「翻訳に遊ぶ」書評 言葉をつなぐ橋ができるまで|好書好日

    翻訳に遊ぶ [著]木村榮一 翻訳者ほど文学に奉仕する者はいない。異なる言葉を生きる書き手と読者をつなぐ大切な架け橋。橋から見える風景にひたすら心奪われている僕らではあるが、ふと足下の深淵(しんえん)に気づき、橋に畏敬(いけい)と感嘆の念を覚えることがある。 ガルシア=マルケスの『コレラの時代の愛』、バルガス=リョサの『緑の家』、ボルヘスやコルタサルの短篇(たんぺん)集などスペイン語文学の傑作を次々と翻訳してきた木村榮一というこの巨大な橋はどんな構造をしていて、どうやって作られたのだろうか? さぞやハイテク満載の橋かと思いきや、これが職人の手になる実に人間臭いものなのだ。『罪と罰』を読んだとき、榮一少年は作品から発する「白熱する強烈な光」に包まれるのを感じる。だが文学に取り憑(つ)かれ、スペイン文学研究の道に進んだ著者は、決して優等生でもなければ、最初から翻訳が得意だったわけでもなかったとい

    木村榮一「翻訳に遊ぶ」書評 言葉をつなぐ橋ができるまで|好書好日
  • 僕たちの吹奏楽部はおかしい 6/23修正追記

    僕は中学校で吹奏楽をしています。僕たちの吹奏楽部は全国大会にも出場した経験があり、昨年度は東海大会まで出場しました。昨年度までの顧問は、指導力もあり、全国大会にまでこの部活を進めましたが、居心地のいい部活ではありませんでした。もはや軍隊でした。何度も退部したい考えましたし、部活の圧迫感から体調を崩すこともしばしばありました。しかし、今年から顧問が変わりました。だから僕はもう軍隊のような部活は終わりなのだと心から喜びました。しかし現実は違っていたようです。 最近、2日間、僕は体調を崩して学校を休みました。その連絡を僕の親は担任の先生、顧問の先生にしました。普通の部活であればこの連絡をすれば何も困ったことは起きません。しかし、僕たちの部活ではこれだけの連絡では悪とされるのです。彼女たちはこれだけでは良くないと思っているのです。まだ体調が良くない僕に同じパート、同じ2年の女子から夜、8時頃に電話

    xijiao
    xijiao 2012/06/24
    吹奏楽部が軍隊化しがちなのは、うちの中学に限った話じゃなかったのか。しかし今でもやっぱりこんな空気の学校が多いのかしらん。
  • 『琉球の記憶 針突(はじち)』 強く気品あふれる女性の姿 - 琉球新報 - 沖縄の新聞、地域のニュース

    芸能・文化 『琉球の記憶 針突(はじち)』 強く気品あふれる女性の姿2012年6月24日  Tweet 『琉球の記憶 針突(はじち)』 写真・山城博明、解説・波平勇夫 新星出版・1200円 興味深い書である。老女と幼児が握手を交わす写真の表紙をめくると、老女のハジチ(針突)のカラー写真が目に飛びこむ。そしてモノクロ写真、背景となる生活の記録へと続く。そこにはたくましく生きた女性たちの気品あふれる姿がある。  ハジチとは、かつて琉球諸島の女性の手に施した入れ墨のことである。書は“民族文化の産物”である針突習俗とその終焉(しゅうえん)に焦点を当て、今ではめずらしい写真と解説で構成する。従来、針突習俗の世界的な広がりや習俗のもつさまざまな意味については研究されてきた。すなわち成女儀礼・結婚のしるし・魔除けの呪符・他界観・さらに集団的アイデンティティーなどである。 写真家の山城博明氏が、大学入

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