ブックマーク / ryukyushimpo.jp (65)

  • <社説>「殺害」示唆 植民地扱いは限界だ 許されない問題の矮小化 - 琉球新報デジタル

    えたいの知れない重苦しい塊が胸の中に居座り続けている。なぜ繰り返し繰り返し、沖縄は悲しみを強いられるのか。この悔しさはまさしく、持って行き場がない。 行方不明だった会社員女性(20)が遺体となり見つかった事件で、死体遺棄容疑で逮捕された元米海兵隊員で軍属の容疑者が「首を絞め、刃物で刺した」と供述した。事実なら、事故などでなく意図的に殺害したことになる。 しかも遺体は雑木林に放置された。被害者の恐怖と無念はいかばかりか。想像すると胸が張り裂けそうになる。もう限界だ。今のままの沖縄であってはならない。 現在進行形の「戦場」 女性と容疑者に接点は見当たらない。事件当日の日没は午後7時で、女性は8時ごろウオーキングに出た。大通りがいつものコースだった。日暮れから1時間たつかたたずに、商業施設に程近い通りを歩くだけで、見も知らぬ男に突然襲われ、最後は殺されたのだ。しかも相手はかつて海兵隊員として専門

    <社説>「殺害」示唆 植民地扱いは限界だ 許されない問題の矮小化 - 琉球新報デジタル
  • 『クリフォード訪琉日記』 琉球国のリアルな記録 - 琉球新報デジタル

    『クリフォード訪琉日記』H・J・クリフォード著、浜川仁訳・解説 不二出版・1800円+税 書は19世紀初頭、琉球国を訪れたH・J・クリフォードの訪琉日記全訳である。訳者が英国博物館で発見し、書の元になった日記稿のオリジナル版(英文)の方は、後日刊行予定だという。琉球ファンとなりベッテルハイムの琉球派遣にも力を尽くしたクリフォードの観察眼に基づく日記が、書では軽妙な筆致で訳されている。いまは存在しない琉球国の人々のリアリティーあふれる記録だといっていい。 クリフォードはアイルランド生まれの英国人、海軍大尉として英艦ライラ号で1816年に琉球国を訪れた。日記は9月21日から10月27日の間、ほぼ毎日書かれている。琉球国暦でいえば嘉慶21年7月から9月、尚〓王の代。米国のペリー来琉より約40年、琉球国滅亡の70年ほど前のこと。尚育王と尚泰王に対する冊封使の来琉は日記後である。 日記は18

    『クリフォード訪琉日記』 琉球国のリアルな記録 - 琉球新報デジタル
  • 6年ぶり「打花鼓」 中城村伊集で十五夜祭 - 琉球新報デジタル

    xijiao
    xijiao 2015/10/03
    「打花鼓は20代の伊集の青年11人が、歌に合わせて踊る。中国伝来だが現在は伊集だけに伝承されており、県の文化財に指定されている」
  • <社説>ナイ氏発言 沖縄に犠牲強いるのは誰か - 琉球新報デジタル

    近代国家である限り、公権力の暴虐を戒めるのはまっとうな感覚であろう。民主主義の国に生きているなら当然の見解ともいえる。 ジョセフ・ナイ元米国防次官補(現ハーバード大教授)が2日、琉球新報の取材に対し、普天間飛行場の名護市辺野古移設について「沖縄の人々の支持が得られないなら、われわれ、米政府はおそらく再検討しなければならないだろう」と述べた。沖縄の民意に逆行して工事が進むことへの懸念を明快に示した形だ。 ナイ氏は米外交政策に最も影響力を持つ国際政治学者だ。米国務長官に助言する外交政策委員会のメンバーでもある。いわば米外交の主流中の主流だ。 これに対し日の外交当局、政治の主流派は辺野古強行の大合唱である。沖縄の民意を正当に受け止める発言が、沖縄が属する日からでなく、米国から出てくるばかりなのが残念でならない。 安倍晋三首相や菅義偉官房長官は「辺野古が唯一の選択肢」と繰り返す。だが、当の米国

    <社説>ナイ氏発言 沖縄に犠牲強いるのは誰か - 琉球新報デジタル
    xijiao
    xijiao 2015/04/07
    "米国は、沖縄の本土復帰の際にも1995年にも、2005年の現行案決定の時にも、再三再四、在沖米海兵隊の米本国撤退や県外移設を提案していた"
  • 台湾と福建の留学生受け入れ再開へ 県、15年度に予算化 - 琉球新報デジタル

    沖縄県は2015年度から、台湾中国福建省からの県系子弟以外の留学生受け入れ事業を再開する方向で調整を進めている。県費による留学生受け入れは、10年度の「県民視点による事業棚卸し」で効果が疑問視され、12年度にアジア地域からは県系子弟以外の受け入れは中止された。今回、対象地域を台湾と福建省に限定し、子弟以外の受け入れを再開したい考えだ。 県が継続実施している「ウチナーンチュ子弟留学生受入事業」の予算を増額(年度比805万円増)する形で実施する予定。新年度予算案に盛り込んだ。受け入れ人数は、台湾から2人、福建省から1人の予定。1年間、県内の大学で学ぶ学費と生活費を県が負担する。今後募集を開始する予定。

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  • 「紅いもタルト」ハラール認証 県内業界で初 - 琉球新報デジタル

    xijiao
    xijiao 2014/04/02
    「ハラール認証商品はマレーシアやシンガポールなどの市場にも展開できる。ハラール認証の県内でのさらなる普及、拡大を図りたい」/星馬で紅いもタルトを買える日も近い?
  • 秘密法強行採決 憲法を破壊する暴挙だ - 琉球新報デジタル

    この国の憲法を破壊する暴挙で民主主義は著しく後退した。 特定秘密保護法案は参院国家安全保障特別委員会で強行採決され自民、公明両党の賛成多数により可決した。政府答弁は二転三転し、納得できる説明がないまま泥縄式の対応で審議を打ち切った。「良識の府」が数の力による「翼賛の府」に変質した日として歴史に刻まれるだろう。 審議は尽くされていない。依然としてどんな情報を秘密にするのか基準があいまいだ。政府の裁量が大きく「その他」という文言によって恣意(しい)的に解釈され、秘密が増え続ける可能性が高い。官僚による情報隠し、国民の「知る権利」が侵害される懸念は払拭(ふっしょく)されていない。 次に秘密指定の妥当性をチェックする仕組みが不十分だ。安倍晋三首相は4日「保全監視委員会」の設置を表明、菅義偉官房長官は5日「情報保全監察室」を内閣府に設置すると説明した。 政府内に設置される身内の組織であり、独立性や公

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  • 琉球独立学会を設立 平和な『甘世』実現目指す - 琉球新報デジタル

    「琉球民族独立総合研究学会」の設立を発表する研究者ら=15日午後1時すぎ、那覇市泉崎の県庁 琉球の島々に民族的ルーツを持つ人々が独立を目指し、学際的な調査研究を進める「琉球民族独立総合研究学会」が15日、設立された。学会設立準備委員会を務める研究者らが同日、那覇市の県庁で記者会見し、発表した。 委員らは米軍基地などを具体例に「沖縄で繰り広げられている問題を解決するには独立しかない」と指摘。「独自の民族として、平和に生きることができる『甘世』(あまゆー)を実現させたい」と話し、自己決定権を行使した基地のない島を目指し、担い手となる人々の参加を呼び掛けている。 沖縄の施政権が返還された「復帰」40年の昨年、宜野湾市の沖縄国際大学で「脱軍事基地、脱植民地化」をテーマにしたシンポジウムが開催されたことがきっかけ。日国民などの多数派が琉球の方向性を一方的に決めている現状をあらためて確認し、参加して

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  • 「ミーミンメー」豊年、繁栄願う ミルクが道ジュネー - 琉球新報デジタル

    【南城】南城市大里字古堅区(上原良三区長)に約200年伝わる豊年祭「ミーミンメー」が旧暦4月1日にあたる10日、同区で行われ、区の繁栄などを願い、区内を道ジュネーした。道ジュネーの途中で、三線の音色に合わせ「ミーミンメー、シーヤープー」と歌いながら、かわいらしい踊りを披露する子どもたちに、訪れた区民から温かい拍手が送られた。 午後5時ごろ、古堅集落の家・照屋家を皮切りに、厄払いの意味が込められたなぎなたの形をした旗頭を先頭に、ミルク(弥勒)、老爺、老婆とともに、子どもや区民がアシビナー(遊び庭)など区内4カ所を道ジュネーした。 各所で踊りや棒術を奉納し、道ジュネーの最後に訪れた「アシビモー(遊び毛)」では、踊り、棒術後にミルクや上原区長がカチャーシーを踊って締めくくった。 色鮮やかなちゃんちゃんこに身を包んだ保育園児から小学校低学年の子どもたちは、ジンナーク(五円玉付き棒)を両手に持ち、

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  • 【島人の目】突然の帰国 - 琉球新報デジタル

    xijiao
    xijiao 2013/05/06
    "23年間、アメリカの社会で生きてきた25歳の米国人の彼女は、日本の会社のシステムについて行こうと必死でもがくが、いつの間にか、ご飯が食べられなくなりやせ細り、胃が痛み、とうとう心療内科を受診した"
  • 基本給、10カ月連続減 非正規労働者数増え - 琉球新報 - 沖縄の新聞、地域のニュース

    社会 基給、10カ月連続減 非正規労働者数増え2013年5月1日  Tweet 厚生労働省が1日発表した3月の毎月勤労統計調査(速報)によると、基給などの所定内給与は前年同月比0・8%減の24万1922円と、10カ月連続で減少した。  フルタイムで働く一般労働者数が0・3%減で微減傾向が続いている一方で、給与水準の低いパートタイム労働者数が1・9%増と増加に歯止めがかからず、全体の平均を押し下げた。  残業代などの所定外給与は3・7%減の1万8778円で6カ月連続の減少。すべての給与を合わせた1人平均の現金給与総額は0・6%減の27万5746円で、2カ月連続で減った。 (共同通信) 次の記事:米国務省、北朝鮮の挑発「縮小...>>  今日の記事一覧  今月の記事一覧  最近の人気記事

  • 「屈辱の日」那覇市庁舎に紺色 寒冷色「無念、失望」込める - 琉球新報デジタル

    翁長雄志那覇市長 政府がサンフランシスコ講和条約発効を記念し「主権回復の日」式典を28日に開催することについて、那覇市は17日、沖縄などが日から分離された「屈辱の日」の深い悲しみを表す紺色を市役所に掲げると発表した。イメージカラーの掲示で、4・28に対して「残念、無念、失望」など、政府の認識とは異なる「複雑な思い」の歴史認識を明示する。 県民感情に配慮を欠いた式典開催に対して、県内自治体が独自の意思表示を始めた。 那覇市の翁長雄志市長は17日の定例記者会見で「(28日は)親元から引き離された『屈辱の日』であり、当日紺色を市役所、支所に掲げる」と述べた。那覇市独自の取り組みで、県市長会の了承を得ている。翁長市長は「紺は青色系の寒冷色で、マイナスイメージとして失望、悲しみなどがある」と説明。「政府の式典開催を見て見ぬふりはできない。那覇市の思いを発信することは大切なことだ」と述べた。旗、幕な

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  • 4・28式典に抗議広がる 県内外で集会、先島も大会へ - 琉球新報デジタル

    政府の「主権回復の日」式典の中止を求め、国際通りをデモ行進する参加者たち=17日、那覇市の国際通り 那覇市の県庁前県民広場では17日夕、「政府主催4・28主権回復式典の中止を求める集会」(県統一連主催)が開かれ、約300人(主催者発表)が「政府は沖縄の屈辱の日を忘れるな」などと抗議の声を上げた。集会後、参加者らは国際通りをデモ行進した。 同日、東京都でも式典を批判する集会があり、沖縄をテーマにした著書がある高橋哲哉東大教授が講演し「式典は沖縄への差別であり、いじめに等しい」などと指摘した。 宜野湾海浜公園屋外劇場で政府主催の式典と同日同時刻に開く「4・28『屈辱の日』沖縄大会」の準備も進んでいる。同大会の共同代表に、高良鉄美琉大教授ら4人が内定した。 八重山地区では26日午後5時半、石垣市の新栄公園で政府の式典へ抗議する大会が開かれる予定。 南風原町の南風原文化センターでは、25日から5月

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  • 【母として・異国で生きる県系人】芳子・ウォーカーさん 旧具志川市出身 - 琉球新報デジタル

    芳子・ウォーカーさん(前列中央)の家族 8人子育て「楽しく生きる」 米アリゾナ州ツーソンの芳子・ウォーカーさん(74)=旧具志川市出身=は、旧コザ市で洋裁店をし、衣服の修繕のため出入りしていたアメリカ兵の一人と結婚し渡米した。夫は退役し医者になるために大学に進学。子ども2人に恵まれた芳子さんは一家の大黒柱として地元の大企業に就職し、夫を助けて仕事や家事、育児に明け暮れた。 そのうちに夫に愛人ができて離婚。シングルマザーとして奮闘する。その後引っ越した先の隣に住んでいた男性と2度目の結婚をし、2児をもうけるが仕事をしない夫だったため、7年目で離婚。子どもを4人抱えた。その後、3度目の結婚をするが、相手には子どもが4人いた。 一度に8人の母親になった芳子さんは相変わらずフルタイムの仕事、家事、子育てにまい進した。夫婦仲は良かったが、芳子さんの長男と夫の相性が悪くそれが原因で離婚。「最初の離婚

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  • 多様な性 認める社会に 「ピンクドット」沖縄初開催へ - 琉球新報デジタル

    「LGBTの存在も伝えながら、いろんな人とつながりたい」と話す砂川さん=那覇市牧志のGRADi 「性的マイノリティーの人たちがより生きやすい社会を」という思いを、ピンク色の物を身に付けることで意思表示し、参加者が集うイベント「Pinkdot Okinawa(ピンクドット沖縄)」が7月14日午後1時から、那覇市牧志のてんぶす前広場で開催される。日での開催は沖縄が初。実行委員会共同代表の砂川秀樹さんに話を聞いた。聞き手・東江亜季子 ―ピンクドットとは。 「2009年にシンガポールで初めて開催され、その後アメリカやカナダに広がったLGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー)に関する社会的イベントだ」 「ピンクはシンガポールの国旗の赤と白を合わせた色。また、世界のLGBTに関する社会活動で、多く使われている色」 ―沖縄開催について。 「『Pinkdot OK』という愛称には『

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  • 子宮頸がん検査薬製造へ 県内に工場

    感染症治療薬の研究開発を手掛けるAVSS(エーヴィス、長崎市、小林信之社長)は、子宮頸がんを引き起こすヒトパピローマウイルス(HPV)の抗体検査試薬(キット)の生産拠点工場を2015年度をめどに県内に計画している。 県内で同キットの研究開発を進めていた同社は13日までに、試作品の製造に成功。当面は試験研究用の試薬として販売し、14年度後半から格的な販売に取り組む。16年度売上高で3億5千万円を目指す。 AVSS社は11年11月、うるま市の沖縄健康バイオテクノロジー研究開発センターに沖縄研究室を開設した。血液中のHPV抗体の有無によりHPV感染の検出を図るキットの開発を進め、HPV抗原の発現や大量培養に成功するなど事業化できる段階に達した。 同社によると、国内の子宮頸がん検査は婦人科での細胞採取による遺伝子検査が一般的。気軽に検診を受けにくいため検診率の向上を妨げていると分析し、数滴の血液

    子宮頸がん検査薬製造へ 県内に工場
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    xijiao 2013/03/15
    "数滴の血液から最短20分でHPV抗体を検査できるキットの開発"
  • 『月や、あらん』 他なるものたちのほうへ

    xijiao
    xijiao 2013/02/18
    崎山多美(なんよう文庫、2012)書評。"元「従軍慰安婦」の声ならざる声を聞くこと。その仕事は自らを憑代とする自死的な行為となり、老女の声を安易に代弁することで収奪する文字、「ウソ」の言葉への抗議を孕む"
  • オスプレイ落下物 配備撤回し安全を保障せよ

    xijiao
    xijiao 2013/02/08
  • パリ女性のズボン「解禁」 1800年の条例無効に - 琉球新報 - 沖縄の新聞、地域のニュース

  • 塩屋が台湾三越出店 売り上げ3千万円目標

    県内各地の70種類の塩をはじめ、国内外の塩全600種類を取りそろえる塩専門店「塩屋(まーすやー)」は3月2日、台湾の新光三越台北南西店に新店舗をオープンする。 海外初出店で、初年度の売り上げ目標3千万円を目指す。「塩屋」は宮古島、石垣島など県内で4店舗を展開するほか、昨年5月に東京スカイツリーに併設する商業施設「東京ソラマチ」に出店し、既に売り上げ目標1億円を達成している。 29日、「塩屋」を運営するパラダイスプラン(宮古島市)の西里長治社長が県庁で会見した。台湾では100種類の塩を取り扱うほか、塩の美容関連商品や雪塩ソフトクリームなどスイーツも販売する。西里社長は「台湾で沖縄への関心が高まってきている。塩を選ぶ楽しさを提供することで、沖縄の塩のブランド価値を高めたい」と話した。 台湾出店は、昨年10月に台北南西店で開催された沖縄物産展で「塩屋」ブースを設け、12日間で約400万円の売り上

    塩屋が台湾三越出店 売り上げ3千万円目標