南国新聞 2012年8月9日号 マレーシアの経済発展の象徴であるツインタワーと高層ビルを背景にひっそりとマレーの村(カンポン)の穏やかな佇まいを見せるカンポン・バル。マレー系の人々にとってカンポン・バルは心の故郷のような場所、当地在留の外国人や観光客もエリアを訪れるとなんだかほっとする気持ちになるはず。 7月21日から始まったイスラム教の重要な行事ラマダンと断食明けの食事を商うラマダン・バザーは各地のモスクを中心に行われる。しかしカンパン・バルのそれはマレーの文化と習慣を代表するものとして特に重要だ。 1カ月にわたり日中は水も食物もとらないラマダンは大変だが、日没後の晩餐はそれだけに楽しく、様々なマレー伝統料理や飲み物が商われるラマダン・バザーは毎日とても賑わう。 ラマダン期間中はクリスマスのように恵まれない人々へのチャリティも頻繁に催される。断食後の胃腸を保護するマレー伝統のおかゆ「Bu
アジアフォーカス・福岡国際映画祭終了のお知らせ 平素よりアジアフォーカス・福岡国際映画祭に格別のご高配を賜りまして、誠にありがとうございます。 令和2年で30回目の開催を迎えた当映画祭ですが、令和3年3月31日をもって アジアフォーカス・福岡国際映画祭実行委員会を解散し、映画祭は終了いたしました。 30年もの長きにわたり映画祭を続けることが出来ましたのは、皆様のご支援・ご協力の賜物でございます。 長年にわたりアジアフォーカス・福岡国際映画祭をご愛顧いただきまして誠にありがとうございました。 ARCHIVE過去のアジアフォーカス 2020年(第30回)第30回 2020年 アジアフォーカス 福岡国際映画祭詳細はこちら 2019年(第29回)第29回 2019年 アジアフォーカス 福岡国際映画祭詳細はこちら 2018年(第28回)第28回 2018年 アジアフォーカス 福岡国際映画祭詳細はこち
日本とモンゴルの外交関係樹立40周年を記念する企画展「モンゴル~シベリアを歩く-鳥居・江上の大陸探検」が横浜市中区の横浜ユーラシア文化館で開かれている。19世紀末から20世紀半ば、モンゴル高原からシベリア地域にかけて調査を行った2人の日本人研究者に着目。その収集資料の青銅器や銀製装飾品などを通じて遊牧文化を紹介している。9月23日まで。 展示品は、日本の人類学や考古学の基礎を築いた鳥居龍蔵(1870年~1953年)と、騎馬民族研究で知られる東洋学者の江上波夫(1906年~2002年)の収集資料や写真など計約200点。 江上が初めて学術的に紹介した遊牧世界の調理道具など日用の青銅器は必見という。北方遊牧民、契(きっ)丹(たん)族が建てた10~12世紀初頭の王朝「遼(りょう)」の装飾用馬具も公開される。展示担当者は「国際情勢が不安定な時代に大陸に渡り、パイオニアとして研究を行った日本人がいたこ
〈本の紹介〉「コロニアリズムと文化財-近代日本と朝鮮から考える」 / 荒井信一著 2012年08月13日 13:49 歴史 文化財返還こそが平和への近道 この新書を読みはじめて、直ぐに頭に浮かんだのは、若いときに読んだ五木寛之氏の短編小説「深夜美術館」(1981年作)であった。銀座でバー勤めをするヒロインが、朝鮮から持ち去られた美術品を奪い返すことに命をかけた亡き夫(在日朝鮮人)の遺志を継いだものの最後は「闇の力」に葬られるという、胸に迫るストーリーだったと記憶している。 それからしばらく後に、五木氏は考古学者の大塚初重氏との対談で、「そのときの文化財(伊藤博文などが朝鮮から奪った-引用者)が、戦後日本のあちこちの博物館に存在していた。そのことを、私は『深夜美術館という小説に書いたんです。ところが、その小説が発表された翌月からあちこちの記念館の庭から、全部消えましたね。石灯籠とかいろんなも
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