線路に寝そべり腰痛治療 弱電流れ、体がピクピク コタ―タンゲラン線 ジャカルタ庶民が大発見 2011/07/16 (2012/08/31 04:01:36更新) 大勢の若者やお年寄りが西ジャカルタの国鉄タンゲラン線のレールを枕にして寝転がっていた。両足をもう一方のレールの上に乗せ、「ああ気持ちがいい」「腰痛が治るよ」「マッサージより効果がある」「あんたも試してみなよ」と私に向かって叫ぶ。信号機を点滅させる十ボルトほどの直流の弱電が、足から首へと流れ、バッタのように体をピクピクさせ、血流を良くして腰の痛みを取り除こうという、ジャカルタの下町で大人気の「鉄路の電気セラピー」だ。(高橋佳久、写真も) 近所に住むウスップさん(66)は1年ほど前、いつものようにはだしで線路を歩いていたとき、全身に「ビリビリ」という軽いショックを感じた。平行するレールにまたがるように体を横たえてみると、今度は腰のあた