先週と今週は、「中国インディペンデント映画祭」とチベット語の中国映画の上映「ペマ・ツェテン映画祭」という、インディーズ系中国映画にどっぷりと浸かる日々となりました。 「中国インディペンデント映画祭」はまだ途中なのですが、今回映画以上に面白かったのが、会場で買った本「現代中国独立電影―最新非政府系中国映画(ドキュメンタリー&フィクション)の世界―」。中国のインディーズ系映画作家13人に映画祭のディレクター中山大樹さんがインタビューしてまとめた本で、中国独立電影(インディペンデント映画)についての解説も挟まれています。インタビューされた映画作家は次の通り。 1 王宏偉 ワン・ホンウェイ(アートディレクター、俳優)/2 張献民 チャン・シャンミン(プロデューサー、大学教授)/3 応亮 イン・リャン(映画監督)/4 王兵 ワン・ビン(映画監督)/5 趙曄 チャオ・イエ(映画監督)/6 楊洋 ヤン・
「勇気ある国際女性賞」を受賞したツェリン・オーセルさん=2012年、北京市内 【北京=林望】米国務省の「勇気ある国際女性賞」を受けた中国チベット自治区出身の作家、ツェリン・オーセルさん(46)は、朝日新聞の電話取材に「チベットの状況に国際社会が高い関心を示してくれている証しだ」と喜びを語った。チベット族が中国政府の統治に抗議し焼身自殺を続けている現状を憂い、当局の弾圧の下で発信を続けてきたが、8日の授賞式への出席はかなわなかった。 米国務省はオーセルさんの受賞理由を「当局による軟禁にもかかわらず、勇気をもってチベット族の状況を伝え続けた」と説明する。中国当局は、オーセルさんを北京の自宅で繰り返し軟禁するなど圧力を加えてきた。受賞の知らせがあった1日以降も多数の当局者が自宅のあるアパートを取り囲み、外出ができない状態が続いている。 同省はワシントンで開いた授賞式にオーセル氏を招こうとし
関連トピックスチベット隕石でできていることがわかった仏像。ナチス・ドイツの探検隊がチベットから持ち帰ったもので、11世紀ごろのものとみられる=AFP時事 ナチス・ドイツがチベットから持ち帰った仏像が、隕石(いんせき)からできていることがドイツ・シュツットガルト大などの研究でわかった。隕石でできたナイフや装飾物の例はあるが、仏像は珍しいといい、専門誌に論文が発表された。 AFP通信によると、像は高さ24センチ、10.6キロ。11世紀のチベット文化の特徴があり、毘沙門天の像とみられている。 ドイツの個人が所蔵していたが、競売にかかったのを機に研究チームが成分を調べたところ、鉄、ニッケルなどを多く含む特徴が、1万〜2万年前にシベリアとモンゴルの国境付近に落ちた隕石と一致した。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログインする(会員の方)無料登録で気
関連トピックスチベットチベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世の写真が掲げられたステージで、亡命チベット人の代表らに話をするロブサン・サンガイ亡命政府首相(右)=五十嵐誠撮影亡命チベット人の代表を集めた会議の開会式でスピーチするロブサン・サンガイ亡命政府首相=五十嵐誠撮影特別会議の開会式に出席する亡命チベット人の代表者ら=五十嵐誠撮影 中国政府の支配に抗議するチベット僧らの焼身自殺が相次いでいることを受けた亡命チベット人の特別会議が25日、亡命政府のあるインド北部ダラムサラで始まった。26カ国から集まった約400人が中国国内のチベット人の状況改善のため、国際社会への働きかけなどの方策を議論する。 会議には亡命政府の閣僚や亡命議会議員、インドやネパールなどのチベット人社会やNGOの代表らが参加。28日に亡命政府への提言をまとめる。亡命チベット人の代表による特別会議は2008年11月以来
関連トピックスチベット 中国政府が5月末から、チベット自治区への外国人の入境を当面、事実上禁止したことが8日わかった。同自治区の旅行当局が明らかにした。5月27日に同自治区ラサでチベット族2人が焼身自殺を図り、政府が警戒を強めていることが関係しているとみられる。 同自治区は、外国人が訪れる際は政府の許可が必要な地域。旅行当局によると、同自治区共産党委から通達が届き、外国人の入境審査を厳格にするよう求められた。入境手続きの再開時期は未定という。(上海) 関連記事チベット族、相次ぐ焼身自殺 中国政府が情報統制強化(5/29)中国承認のパンチェン・ラマ11世、国際舞台に(4/27)「チベットの状況は悲劇的」 亡命政府首相が初来日(3/31)インドでチベット難民が焼身自殺図る 対中抗議デモで(3/26)〈@中国・青海省〉やまぬチベットの焼身自殺(4/11)チベット―中国は統制より対話を(4/1
印刷 関連トピックスチベット チベット亡命政府のロブサン・サンガイ首相が来日し、31日午後、成田空港で朝日新聞の取材に応じた。「チベットの現状を説明して気持ちを分かち合い、今後の良好な関係を築く布石としたい」と話した。5日まで滞在し、国会議員らに会って現状を伝える考えだ。 サンガイ氏は昨春、インド北部ダラムサラに本拠を置くチベット亡命政府の新首相に直接選挙で選ばれ、ダライ・ラマ14世から政治権限を移譲された。 首相として初めての日本訪問となるサンガイ氏は「チベットの置かれている状況は極めて深刻で悲劇的だ。平和的なデモに参加しただけで殺される」と訴えた。また「日本は民主主義国で、身体の自由や経済的な権利、平等が保障されている。それこそがチベットの人に必要だと(日本で)伝えたい」と話した。 中国政府は、チベット亡命政府そのものを認めていない。サンガイ氏は「(中国は)訪日に関心を持つべき
中国のチベット族居住地域への外国人の立ち入りが、今月19日から3月下旬まで禁止される。中国国内の複数の旅行会社が明らかにした。チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世のインド亡命につながった1959年3月の「チベット動乱」から53周年を迎えるのを前に、中国当局は警戒を強めているようだ。 チベット自治区のほか、青海省、四川省のチベット族居住地域が対象。旅行社によると、先月、観光当局から通達があった。3月中は、中国人のツアーも自粛を求められたという。 四川省のチベット族居住地域では先月、チベット族のデモ隊に治安部隊が発砲して死者が出たと伝えられており、当局との間で緊張が高まっている模様だ。(広州=小山謙太郎)
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