米ニューヨーク・フィルハーモニックは24日、来月26日に北朝鮮・平壌で行うコンサートを全世界に同時中継する予定と発表した。このコンサートは米朝間で“雪解け”ムードが高まる中、米国務省の働き掛けで実現が決まり、「歴史的な公演」と位置付けられている。 有名オーケストラの公演の世界中継では、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の毎年のニューイヤーコンサートなどの例はあるが珍しい。 ニューヨーク・フィルによると、中継番組は欧州の音楽制作会社、ユーロアーツ・ミュージック・インターナショナル、韓国の文化放送(MBC)、フランスの文化放送局アルテと同フィルが共同制作。欧州放送連合(EBU)の協力により世界同時中継される。 コンサートは北朝鮮政府が昨年8月に招聘(しょうへい)。6カ国協議の進展に伴い同10月、ニューヨーク・フィルのメータ代表らが訪朝、両者の合意を経て同12月に発表された。 公演ではドボルザー
韓国の聯合ニュースは20日、韓国海軍が北朝鮮の弾道ミサイルに備えるため、イージス駆逐艦に米国が開発中の艦対空ミサイルSM6(射程320−400キロ)を搭載することを検討中だと伝えた。米側も理解を示しているという。 韓国軍関係者は同ニュースに対し「北がノドンやテポドンミサイルを米本土に向けて発射した場合、東海(日本海)の公海上で迎撃する体制ができる」と説明。ただ、日米が共同で進めるミサイル防衛(MD)に参加するのではなく、韓国独自の計画だと強調した。 韓国は昨年、初のイージス駆逐艦「世宗大王」を進水させ、2012年までにさらに2隻を建造する予定。日本のイージス艦に搭載する海上配備型迎撃ミサイル(SM3)は大気圏外で弾道ミサイルを撃墜することを想定している。(共同)
【ワシントン=有元隆志】大量破壊兵器開発などに関する北朝鮮とシリアの協力の一端が6日、国際機関の文書で明らかになった。イスラエル軍は昨年9月、シリア北東部の核兵器開発の拠点とみられる施設を空爆。この施設が、北朝鮮の寧辺にある実験用黒鉛減速炉と類似していることから、両国の関係は俄(が)然(ぜん)注目を浴びたが、文書からは水面下での協力の動きがうかがわれる。 両国関係に詳しい情報筋から入手した文書によると、2004年6月下旬、シリアのアサド大統領は就任後初めて中国を訪問。胡錦濤国家主席と会談し政治、経済分野での提携推進を確認した。だが、大統領は24日、突然訪問を1日繰り上げ帰国することを決めた。公式訪問中の日程短縮は極めて異例だ。 その理由について文書は、大統領と中国側との間で、北朝鮮をめぐる対立があったと指摘。具体的には「アサド大統領は北朝鮮高官と接触を図ろうとした。大量破壊兵器開発の協力促
マコーマック米国務省報道官は13日の記者会見で、北朝鮮がレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラなどに武器支援を行っていたとの情報を米議会調査局が指摘したことについて、「情報を確認する立場にはない」としたうえで、北朝鮮に対するテロ支援国家指定解除にあたっては、「すべての入手可能な情報が考慮に入れられる」と述べ、この疑惑が解除の際の検討項目となる可能性も示唆した。 ただ、同報道官は北朝鮮のテロ支援に関しての現時点での国務省の立場について、「少なくともわれわれが分かる限りでは、北朝鮮は(大韓航空機爆破事件のあった)1987年以来、テロ行為に関与していない」との認識を示した。(ワシントン 有元隆志)
脱北者のイー・ジョンチョルさん(仮名)が「小泉首相(当時)が訪朝したさい、金正日が拉致を認めたさい人数を少なく言ったのを不思議に思った」と語った =10日、午後2時37分、東京・千代田区のホテル (撮影・小野淳一) 北朝鮮の金正日総書記が、日本人拉致を認めた平成14年9月の日朝首脳会談の前に、拉致を担当した工作機関などの幹部らと秘密会議を開き「(日本人を)何人拉致したのか」と直接報告させていた疑いが10日、浮上した。「北朝鮮人権侵害問題啓発週間」(10日〜16日)を受けて、東京都内で同日開かれた「拉致の全貌と解決策国際会議」で、脱北者の男性(41)が証言した。この男性は「金正日総書記が拉致を認めた数字(13人)よりも五十数人多かった」とも語った。 男性は仮名を使い、野球帽やサングラスなどで深く顔を覆って会議に参加した。北朝鮮の軍隊の査察機関「朝鮮人民軍総政治局」の幹部を友人に持つといい、こ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く