韓国の聯合ニュースは20日、韓国海軍が北朝鮮の弾道ミサイルに備えるため、イージス駆逐艦に米国が開発中の艦対空ミサイルSM6(射程320−400キロ)を搭載することを検討中だと伝えた。米側も理解を示しているという。 韓国軍関係者は同ニュースに対し「北がノドンやテポドンミサイルを米本土に向けて発射した場合、東海(日本海)の公海上で迎撃する体制ができる」と説明。ただ、日米が共同で進めるミサイル防衛(MD)に参加するのではなく、韓国独自の計画だと強調した。 韓国は昨年、初のイージス駆逐艦「世宗大王」を進水させ、2012年までにさらに2隻を建造する予定。日本のイージス艦に搭載する海上配備型迎撃ミサイル(SM3)は大気圏外で弾道ミサイルを撃墜することを想定している。(共同)