文化交流や経済の相手として頼りになる存在の中国だが、今世紀に入ってからの対外拡大・強硬政策の姿勢は、日本にはあまり好ましくない動きであることは否定できない。軍事力の示唆による敵対的威圧もたびたび行われ、剛腕国家的なイメージを持つ人も少なくないだろう。今回はアメリカ合衆国の民間調査会社Pew Research Centerが2017年10月に発表した、日本人を対象にした日本の現状に関する調査報告書「Japanese Divided on Democracy’s Success at Home, but Value Voice of the People」(※)を基に、日本人における中国への認識の実情を確認していく。 次に示すのは中国に対する印象を具体的な説明文で挙げて、その内容を肯定できるか否か、回答者の認識を尋ねたもの。説明文によっては2択の場合もあり、その時には「強い肯定」「強い否定」の