今回は、論文の本数が多いのと、ドワンゴに雇われているので、本気でじっくりと論文を読んで解説しているし、ライブラリの論文も読み飛ばさずに読んでいるので、いつもより時間がかかる。そのため、いくつかのパートに分けて公開することにした。 今回はドラフトの更新はなし。 今回の新機能の提案の論文には、SG10のためのマクロ名の提案が目立つ。SG10というのは、Cプリプロセッサーによる機能テストのマクロ名を標準化しようという提案のStudy Groupだ。醜悪で将来廃止されるべきCプリプロセッサーに依存する機能をこれ以上増やさないで欲しいのだが。 N3824: make_array std::array<T>を返すmake_arrayの提案。以下のように使う。 // make_arrayの利用例 std::array<int, 3> a = std::make_array( 1, 2, 3 ) ; st