乗用車など約300台が立ち往生した福島県西会津町の国道49号で、発端となって道路をふさいだ大型トラックはチェーンの装備が不十分だったためスリップ事故を起こしたとみられることが27日、国土交通省郡山国道事務所の調べで分かった。 国道49号は午前7時すぎ、除雪作業が終わり、通行止めが解除された。 郡山国道事務所によると、大型トラックはダブルタイヤ用のチェーンを装着していなかった。ダブルチェーンの装着義務はないが、付けていたトラックは、ほとんどスリップしなかったという。 大型トラックは25日午後9時ごろ、片側1車線の国道49号を新潟県方面に向かっていたところ、上り坂でスリップ。上下線を遮るように横向きの状態で止まり、郡山国道事務所は午後9時35分に国道49号の西会津町野沢−会津坂下町坂本の約12キロを通行止めにした。 並行する磐越自動車道の会津坂下−西会津インターチェンジ間は積雪のため25日朝か