前原誠司国土交通省は12日の記者会見で、鳩山由紀夫首相の指導力を問われ、中国・秦時代の武将、劉邦の名を挙げ「首相は人の話を聞いて、まとめていく『劉邦タイプ』だ。その意味ではリーダーシップがないとは思わない」と語った。 劉邦は項羽と覇権を争い、序盤は負け続けたが最終的に勝ち、初代皇帝・高祖となった。内閣支持率下落が続いているが、いずれ盛り返すと言いたかったようだ。 また前原氏は、圧倒的な優勢を生かせず劉邦に敗れた項羽に言及し、「(首相は)自分でまず目標を掲げて突っ走る項羽タイプではない」と指摘した。では前原氏が思い描く項羽とは一体誰なのか。