2月9日投開票の東京都知事選に立候補する前日弁連会長の宇都宮健児氏(67)=共産・社民推薦=が21日、都内で記者会見し、詳細な政策を発表した。 出馬表明後、都内各地を視察し有権者と意見交換したという宇都宮氏は「これらを踏まえて詳しい政策ができた」と述べた。また、公開討論会が相次いで中止になっていることに触れ「都民に必要な情報が届けられておらず、非常に残念」と語気を強めた。 政策として、福祉予算を充実させ待機児童の解消を図ることや、75歳以上の医療費無料化、消費税増税後の都営交通の運賃据え置きなどを挙げ、財源は「予算の組み替えで対応できる」とした。 政策の柱の一つ「脱原発」では、東京電力管内の原発再稼働反対と廃炉提案のほか、公共施設への自然エネルギー導入などを進めるとした。
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