新年を旧暦で祝う中国では、今月25日の旧正月の春節にあわせた大型連休を前に、出稼ぎ労働者などの帰省ラッシュが本格化しています。一方、湖北省武漢で新型のコロナウイルスによるとみられる肺炎が相次いでいるため、多くの人が移動するこの時期に感染が広がらないか、懸念する声も出ています。 このうち、南部の広東省にある広州駅では、大きな荷物や土産物を担いだ人たちが大勢訪れ、混雑しています。 河南省に帰省する35歳の女性は「9歳の息子に会って、みんなでごはんを食べるのが楽しみです」と話していました。 一方、内陸部の湖北省武漢で新型のコロナウイルスによるとみられる肺炎が相次いでいることから、インターネット上では、延べ30億人が移動すると見込まれているこの時期に感染が広がらないか、懸念する声も出ています。 これに対し中国当局は、社会不安につながらないよう神経をとがらせているとみられ、国営の新華社通信は19日、