この仕様は、悪い人がアクセストークンを盗んだとしても、それだけでは API に対する不正アクセスができないようにするための仕組みです。 従来は、クライアントアプリケーションがアクセストークンを提示して API にアクセスしてきたとき、そのアクセストークンが有効であれば、API アクセスは許可されていました。しかし、DPoP などの Proof of Possession(PoP)の仕組みを用いると、アクセストークンを提示しているクライアントがそのアクセストークンの正当な所有者かどうか(=アクセストークンの発行を受けたクライアントと同一かどうか)もチェックされるようになり、アクセストークンの正当な所有者とみなされない場合は API アクセスが拒否されるようになります。 PoP の方法として RFC 8705 の Section 3 で定義されている方法(通称 MTLS)が使えるのであればそち
