公開日: 2012/06/08 : 最終更新日:2014/05/03 カテゴリー:歴史・宗教 タグ:オランダ, 世界史, 中世, 欧州, 近世 オランダの台頭はまず地中海世界の衰退から始まる。一六世紀欧州で二つの大きな変化があった。一つは、人口の急激な増大である。『一五〇〇年ごろに八一〇〇万人であったヨーロッパの人口は、一六〇〇年ごろに約一億四〇〇万人』(玉木P37)になり、『一〇〇年間で、およそ二二パーセントの増大』(玉木P37)であった。この人口増にともない都市の急成長が起こる。『人口四万人以上の都市が、一六世紀初頭には二六であったのが、一七世紀の転換期には四二に、一七世紀末には四八』(玉木P39)となり、一六世紀末には存在しなかった人口二〇万人以上の都市は『一六〇〇年ごろには三都市に』(玉木P39)なり、『一七世紀末には、人口四〇万人以上の都市さえ現れた』(玉木P39)という。この
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