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ブックマーク / kousyou.cc (12)

  • チャーチルが指示した簡潔な文書作成のための4つの要点 | Kousyoublog

    1940年、第二次世界大戦の勃発と共に英国首相に就任したウィンストン・チャーチルは、ナチスドイツとの戦いという緊迫した情勢を踏まえて、政府各部局に以下のような書類作成に関する微細な指示を出したとのことです。 (木下是雄著「理科系の作文技術」P2) われわれの職務を遂行するには大量の書類を読まねばならぬ。その書類のほとんどすべてが長すぎる。時間が無駄だし、要点をみつけるのに手間がかかる。 同僚諸兄とその部下の方々に、報告書をもっと短くするようにご配慮願いたい。 (1) 報告書は、要点をそれぞれ短い、歯切れのいいパラグラフにまとめて書け。 (2) 複雑な要因の分析にもとづく報告や、統計にもとづく報告では、要因の分析や統計は付録とせよ。 (3) 正式の報告書でなく見出しだけを並べたメモを用意し、必要に応じて口頭でおぎなったほうがいい場合が多い。 (4) 次のような言い方はやめよう:「

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    y-mat2006 2017/05/18
    経営トップは忙しいからなあ。
  • 十八世紀プロイセンの特徴 | Kousyoublog

    セバスチァン・ハフナー著「プロイセンの歴史 伝説からの解放」では十八世紀のプロイセンの特徴について、「シュレジエンのドイツ学者でありスラヴ学者であるアルノ・ロボスの著作『ドイツ人とスラヴ人』(一九七四年)」(P64:同書は未邦訳)から引用して、『これ以上的確に要約することはできない』(P65)と評している。 プロイセンは当時、規律、服従、軍事教練、非の打ちどころなき官僚制、忠実な貴族階級、厳格で啓蒙的で人道的な司法、差別無き理性、完璧な行政機構、禁欲を奨励し、カルヴァン派とプロテスタント派の刻印を刻んだピューリタニズム、さらにコスモポリタン的で宗派に拘泥しない自由思想的傾向において、きわだった国家であった。それぞれまったく異なる四人の君主によって作られた多様な理念の一大集合体が、王冠と領土という観念のもとに一体となって出現した。プロイセンの特徴は、民族によって結ばれた国々とは対照的に、自ら

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    y-mat2006 2016/06/03
    漂う人工国家臭
  • ティーパーティ運動の米国政治への影響についてまとめ | Kousyoublog

    廣瀬淳子氏論文「ティーパーティ議員連盟とティーパーティ系議員の影響力」によるとティーパーティ議員連盟は下院が二〇一〇年七月、上院が二〇一一年一月に設立され、所属議員数はそれぞれ六〇名、四名、下院ティーパーティ議員連盟の代表者が二〇一二年大統領選共和党予備選挙に出馬していたミシェル・バックマンである。共和党は下院議員二四二名、うち保守派議員連盟として共和党研究会があり一七六名が所属、共和党中道派の議員連盟として火曜会に四九名が所属、ティーパーティ議員連盟に加盟している議員の多くが共和党研究会に所属し、一部財政保守派議員が火曜会にも所属しているという。 ティーパーティ議員連盟の政策は二〇一〇年中間選挙公約集「アメリカからの契約」として以下の十項目が挙げられている(注1)。 1  憲法の擁護――すべての法案に憲法上の根拠を明示 2  環境規制における排出権取引の否定 3  財政均衡要求――

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    y-mat2006
    y-mat2006 2016/04/02
    現時点(2016年のはじめ頃)から振り返って見ると、「トランプに油揚げさらわれました」状態になってそうで皮肉な感じ。世界的超大国である米国の政治状況は、ボクらにどんな時代をもたらすのだろう?
  • 一七世紀オランダが「黄金時代」を築いた理由 | Kousyoublog

    公開日: 2012/06/08 : 最終更新日:2014/05/03 カテゴリー:歴史・宗教 タグ:オランダ, 世界史, 中世, 欧州, 近世 オランダの台頭はまず地中海世界の衰退から始まる。一六世紀欧州で二つの大きな変化があった。一つは、人口の急激な増大である。『一五〇〇年ごろに八一〇〇万人であったヨーロッパの人口は、一六〇〇年ごろに約一億四〇〇万人』(玉木P37)になり、『一〇〇年間で、およそ二二パーセントの増大』(玉木P37)であった。この人口増にともない都市の急成長が起こる。『人口四万人以上の都市が、一六世紀初頭には二六であったのが、一七世紀の転換期には四二に、一七世紀末には四八』(玉木P39)となり、一六世紀末には存在しなかった人口二〇万人以上の都市は『一六〇〇年ごろには三都市に』(玉木P39)なり、『一七世紀末には、人口四〇万人以上の都市さえ現れた』(玉木P39)という。この

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    y-mat2006
    y-mat2006 2016/02/23
    もし、オランダが世界一の強国だった時点で日本が開国してたら、どんな歴史をたどったのだろう?
  • 江戸の大食い・大酒飲み大会の記録 | Kousyoublog

    以前、「『居酒屋の誕生: 江戸の呑みだおれ文化』飯野 亮一 著」という記事で紹介したが、居酒屋文化とともに料理文化が芽生えたのも江戸時代のことだった。特に文化化政期(1804~30年)は江戸の料理文化の爛熟期といえる。そんな江戸の文化で興味深いのが大酒大大会の開催である。色々記録が残っていて、これが面白い。 酒合戦という酒の飲み比べは古くは慶安二年(1649)、江戸大塚の酒豪・茨木春朔樽次と武州橘樹郡大師河原村の池上太郎左衛門行種との間で行われたものがあり、これが江戸時代を通じて語り継がれた。 千住酒合戦 1815年(文化十二年)10月21日、日光街道千住宿の中屋六右衛門が自らの還暦を祝って開催した酒合戦は江戸の代表的な文人・大田南畝によって観戦記録が著されている。江戸文化史に名高い千住酒合戦である。参加者それぞれの酒量に応じ、江ノ島盆(五合)、鎌倉盆(七合)、万寿無量盆(一升五

    江戸の大食い・大酒飲み大会の記録 | Kousyoublog
    y-mat2006
    y-mat2006 2015/06/20
    お酒の度数はどうだったんだろう?もやしもんによると、樽売りしてる時代の酒屋は近代でも水でうめてたりしてたそうだから…/大食いの方もリバースとかありなのかな。
  • アメリカ合衆国議会は私掠船免状を発行できる | Kousyoublog

    アメリカ合衆国議会は私掠船免状を発行できる、という豆知識を最近得た。アメリカ合衆国憲法にも以下の通り定められている。 アメリカ合衆国憲法第一章第八条第十一項 戦争を宣言し、船舶捕獲免許状を授与し、陸上および海上における捕獲に関する規則を設ける権限。 私船による海上での暴力行為である海賊行為とは、国連海洋法条約第百一条によれば「私有の船舶又は航空機の乗組員又は旅客が私的目的のために行うすべての不法な暴力行為、抑留又は略奪行為」と定義されている。しかし、歴史的に、国家の認可を受けて海賊行為を行う「私掠船」が歴史上多く見られてきた。しかし、十九世紀も半ばになると国家は私掠船に頼ることはなくむしろ彼らは安全な航行の障害となったから、1856年パリ宣言によって私掠行為の禁止が国際法として定められることになる。しかし、これに異を唱えたのが当時海軍力に劣るアメリカで、かねてから陸海軍に民兵を活用してい

    アメリカ合衆国議会は私掠船免状を発行できる | Kousyoublog
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    y-mat2006 2014/10/18
    さあ、海賊の時間だ!
  • 「永遠に差別を!」米国を分断した政治家ジョージ・ウォレスの生涯 | Kousyoublog

    segregation now, segregation tomorrow, segregation forever. (今日も人種隔離を!明日も人種隔離を!永久に人種隔離を!)1963年1月、アラバマ州知事に就任したばかりのジョージ・ウォレスはその就任演説でこう叫び、駆けつけた支持者たちから大歓声を浴びた。一見、人種差別主義者の典型のような人物に見えるが、アメリカでは彼の評価は真っ二つに分かれているという。一方は偏狭な人種差別主義者として、他方では二大政党制にこだわらず草の根の民意を反映することに尽くした人物として。■南北戦争アメリカ南部小史・南部と北部の対立1776年、北部十三州が大英帝国から独立して以降、数々の侵略戦争、買収、入植等によってアメリカ合衆国の領土は拡大の一途を辿り、1790年に393万人だった人口は1830年にはおよそ1286万人と急増し、それにともなって、北部、南部

    「永遠に差別を!」米国を分断した政治家ジョージ・ウォレスの生涯 | Kousyoublog
    y-mat2006
    y-mat2006 2014/08/30
    日本でも落ち着くまでは大勢の血が流れないと済まないんだろうか。/リトル・トリーの作者がねー。人は単純には割り切れない存在なんだ。
  • 水戸黄門諸国漫遊物語はどのように生まれたのか? | Kousyoublog

    公開日: 2012/09/11 : 最終更新日:2014/02/08 カテゴリー:歴史・宗教 タグ:文学, 日史, 明治, 江戸時代, 物語, 近世, 近代 テレビドラマなどでもお馴染み水戸黄門こと徳川光圀が助さん格さんほかお供の者を引き連れてお忍びの諸国漫遊に出て、旅先で悪代官などを倒していく、という多くの人が知る水戸黄門漫遊物語は、実は成立がはっきりしていない。金 文京著「水戸黄門「漫遊」考 (講談社学術文庫)」ではその水戸黄門物語の成立過程について考察されている。そもそも実在の徳川光圀はその生涯において旅らしい旅をしたことがない、およそ水戸と江戸の往復、あと祖母が建立した寺院がある鎌倉を何度か訪れた程度でしかなかった。だが光圀に代わって多くの家臣が旅に出ている。光圀は歴史書「大日史」編纂のため儒者を集めて彰考館を設立したが、その史料収集のため多くの儒者を諸国に使わせた。その諸国

    y-mat2006
    y-mat2006 2014/07/23
    確かにテレビ版の黄門様は幸之助はんやな。/悪い問屋に理不尽な取引を強いられてる町の電器屋にご老公が現れて、「控え!控え!この方こそ…」と正体を現して、悪い問屋を成敗する名誉会長。
  • 「負けない、悩まない、葛藤しない主人公」 | Kousyoublog

    twitterで見掛けた脚家小林雄次さんのツイート。 ラノベ編集者から聞いた話。「最近の傾向として、主人公は初めから最強であることが挙げられます。負けたり、悩んだり、葛藤したりしてはいけないんです。だから特訓なんて以ての外です」。うーん、難儀な時代になってきたなぁ(・_・; — 小林雄次 (@kobayuji) 2014, 5月 4 実は「負けない、悩まない、葛藤しない主人公」の物語は昔からある。この場合のポイントは、真の主人公(語り手)は別にいて、最強の主人公を見つめながら展開すること。例えば、シャーロック・ホームズの主人公は、ホームズではなくワトソン。厳密には、ホームズも負けるし悩むし葛藤するんだけど。 — 小林雄次 (@kobayuji) 2014, 5月 4 全体的な傾向などはわかりませんけど、最近やっていたアニメで面白かったのが「ウィッチクラフトワークス」の登場人物の関係性だな

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    y-mat2006
    y-mat2006 2014/05/11
    お約束のうるさい、主人公よりもサブキャラの方がおいしいんじゃないかと思っている。
  • 伊藤博文の「皇太子は操り人形」発言と明治国家の儀礼の創造 | Kousyoublog

    先日の記事「近代日、海水浴の誕生」で明治時代に日の医療制度の確立に多大な影響を与えたドイツ人医師エルウィン・フォン・ベルツについて紹介したが、そのベルツの日記に、彼が侍医を務めた皇太子嘉仁(後の大正天皇)の結婚に関するエピソードとして、伊藤博文の発言が紹介されている。明治三十三(1900)年五月九日の日記より。皇太子の結婚は翌日五月十日のこと。 『一昨日、有栖川宮邸で東宮成婚に関して、またもや会議。その席上、伊藤の大胆な放言には自分も驚かされた。半ば有栖川宮の方を向いて、伊藤のいわく「皇太子に生れるのは、全く不運なことだ。生れるが早いか、到るところで礼式(エチケット)の鎖にしばられ、大きくなれば、側近者の吹く笛に踊らされねばならない」と。そういいながら伊藤は、操り人形を糸で躍らせるような身振りをして見せたのである。――こんな事情をなんとかしようと思えば、至極簡単なはずだが。皇太子を事実

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    y-mat2006
    y-mat2006 2014/05/10
    明治国家の建設者ってのはある意味モンスター。/操る側がしっかりしてる間は良いけど、人は老いるし死ぬ。後知恵ではあるが、そこまで思い至るだけの洞察力は足りなかったような気も。
  • PC遠隔操作事件・片山祐輔被告の保釈について | Kousyoublog

    パソコン遠隔操作事件 元社員保釈 NHKニュース 「自由というのは眩しいものだな」PC遠隔操作事件・片山祐輔被告が保釈会見 | ニコニコニュース この事件については、以前も何度か紹介した十八世紀イタリアの法学者チェーザレ・ベッカリーアが当時の欧州司法制度を批判して書いた「犯罪と刑罰」(1764年)の以下の部分を引用するだけで足りると思っている。 『拘禁は、訴追をうけたある市民が有罪かどうかの判決を受けるまでの間、その身柄を確保しておくための手段にすぎないのであって、ほんらい、なさけない、ざんこくな手法なのだから、その期間はできるだけ短く、またできるだけそのきびしさを緩和してやるようにつとめなければならない。逮捕された市民は、審理の手続きに必要な期間以上留置されるべきではない。また先に逮捕された者から裁判に廻すべきだ。 拘禁中の被告人の身柄の拘束は、彼が逃亡し、証拠を隠滅することをさまた

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    y-mat2006 2014/03/06
    中世の司法。たぶん僕らは見えないチョンマゲをまだ結っている。
  • 生涯アルコールを忌避したアドルフ・ヒトラー、および生誕について | Kousyoublog

    ヒトラー生誕パーティー呼びかけ/田母神氏の支援者 「偉大なる総統閣下が生誕された日に、皆でワインを飲みながら語らいましょう」 ふと、このニュースを斜め読みしつつアドルフ・ヒトラーはアルコール嫌いだったなと思い出した。後年、ヒトラーはドラマチックさを意識しつつおそらく創作交じりに、こう述懐しているという。 ヴォルフガング・シュトラール著「アドルフ・ヒトラーの一族」P28 「私は一〇歳から一二歳の少年時代に、いつも夜遅く、あの鼻持ちならない、煙ったい飲み屋に行かされた。いつもさっさと入っていって、父が座っているテーブルに近づいた。父は私の顔をぼんやりと見すえていた。私は父の体を揺さぶって、こう言うのだった。『父さん、もううちに帰ろうよ!行こうよ、いっしょに行こうよ!』私が一五分か三〇分、しきりに頼んだり、ののしったりしてようやく父が腰を上げてくれることもよくあった。こうして私は父の体を支え

    y-mat2006
    y-mat2006 2014/02/14
    まあ、あの生誕祝ってる人って、経営者とか政治家にありがちな信長ファンとか竜馬ファンみたいな感じで、メディアで流布されてる底の浅いイメージしか持ってないような気がする。
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