8月1日付で部長に昇進した。同時に総務・人事部門を除く運営事業全体の統括を任されることになった。いきなり、社員・パート含めて500人の頂点に立つのだ。今回の昇進を受けて「ボスに取り入ったクソ野郎!」と陰口を叩かれた。個人的な嫌がらせと非人道的人材補完計画により相次いで部長と課長の間に追加された、部長代理、副部長、部長補佐、部長見習、部長心得、次長、次長代理、室長(すべて退職済)を飛び越えての昇進を「名誉の戦死による3階級特進」と揶揄されたりもした。そういう妬み、僻み、嫉みをぶつけてくる敗北者たちは経営状況の悪化を理由に僕の給与がしばらく据え置きであることを知らない。 立身出世に浮かれて「ブラック企業で底辺から登りつめた私の努力」「こうすれば出来る。今からでも変われる」的な薄気味の悪い啓蒙活動をネット上ではじめてしまう浅はかな人間もいるが、僕はしない。なぜなら、昇進というものは相対的な物差し