米大統領選の開票が日本時間の11月9日午前8時から始まった。激戦州のフロリダ州などを共和党のドナルド・トランプ候補が制するなど、民主党のヒラリー・クリントン候補優勢とみられた事前予想を覆す、波乱の展開となった。ここに至った背景には何があるのか。作家で元外務省主任分析官の佐藤優氏が週刊東洋経済11月7日発売号『日米関係の大不安』に寄稿した分析記事を一部転載する。 この記事の写真を見る 米大統領選挙でのゲームのルールは非常に簡単だ。既存の秩序が維持されたほうがいいと思う人はクリントン候補を支持。秩序が変わったほうがいいと思う人はトランプ候補支持だ。特に、「自分たちは社会に虐げられている」と考えている製造業従事者や米国中・南部で白人がトランプ候補を支持した。 世界各国で見ると日本やEU、韓国はクリントン候補が大統領になればいいと思っている。一方、ロシアや中国、北朝鮮はトランプ候補になればと
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